プリデスティネーションのレビュー・感想・評価
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えっ、え〜!!
という途中からラストまでの怒涛の展開。タイムトラベルものは何度もされるとついていけない。テネットもそうだったけど。結局ジョン、ジェーン、爆弾魔は同一人物だったと言うのが何となくわかった。自分と自分の間に生まれた子が自分って、、今まで無かった。ラスト、ジョンはこの先爆弾魔になってしまうのだろうか?他のサイトではロバートソンも未来の自分とありましたが、そうなると究極の一人芝居。複雑だけど、重厚なストーリー。鶏が先か卵が先か、どっちなんだろう。。
どんでん返しには驚くが、満足度は★★
『未来は変えることができるかもしれない』と希望を抱きながらも、結局そうでないとわかり、絶望の末、最後には爆弾魔となってしまう男の数奇な人生を、タイムパラドックスという手法で描いたSF作品。
全て1人の男(女)の物語であると分かる最後のどんでん返しには驚きを感じたものの、タイムパラドックスの設定が逆に取っ付きづらかった。
個人的には手法どうこうよりも、人物に重きを置きたいと思う方なので、出生、出会い、別れ、妊娠、子供を奪われる、両性具有・・これだけでも内容が濃い上に、時間が行ったり来たりするので、共感しづらかった。
数奇な宿命を背負った主人公が最後には爆弾魔になってしまうまでを、イーサン・ホーク演じる主人公視点でもっと描けていたら、作品としてより見応えがあったのではないかと思う。イーサン・ホークなら、ホアキン・フェニックス演じるジョーカーに匹敵するくらいのものが出来たのではないかと感じる。そういうものを見たかった。
時系列が複雑
大変面白かった。
ただ趣味じゃないので3.5。
時系列が複雑でどうして?なんで?って思うことが多々ありついていけなくなった。
特に何故ボマーになったかの説明がないためはてなマークで終わっちゃったかな。
一回見ればわかる様もう少し単純にして欲しかった。
🐕自分の尻尾を追いかける犬🐕
話が抜群に面白かったわけではなく、話が解らなくならないようにとの緊張感で、一切寝落ちせずに食い付いて観てましたが、
一つ一つの場面はなんとなく理解できても、振り返って繋げてみた時に、
え〜と‥だから¿?🤨¿?となってしまい、それは私の脳のスペックがこのお話を作った人よりも低いから🤦🏻♂️
メビウスの輪かエッシャーのだまし絵の通路の上を歩かされてるような気分になるお話。
自分が未来から来た自分に会って、産んだ子が何故か自分で、任務に失敗して焼けた顔を再生したらもう1人の方になって、それが爆弾魔になって🙄❓❓‥ 🤯 いや、やっぱり人にちゃん解説できるほど理解できてないや😑
タイムマシンなんかできちゃったら好き勝手に行くヤツが絶対居て、もうそれこそ世の中わやくちゃになりますわ🤷🏻♂️
でもそのぐちゃぐちゃの混沌の中で奇跡的に取れた均衡が今の世の中だったりして🤨
実は意外と骨太な人間ドラマで、見応え十分❗️
『自分の尾を喰らう蛇』の話が2回くらい会話の中に出てきましたが、この古代文明の頃から伝わる象徴〝ウロボロス〟の絵を想起させる脚本がなかなかニクイ、というか親切な配慮で、途中で時間の流れが混乱しちゃう私のような頭の鈍い奴でも、最後に合点がいくように導いてくれたのだと思います。
終わってみたら、見事に納得。まるで、ラングドン教授の象徴学による謎解きのようでした。
ところで、前半の告白です。
私が少女だった頃…
何気なく語り始めた、〝彼〟のこの台詞。
「メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を…」
と同じくらい、え?なに?どういうこと?
と一気に引き込まれました。この作品はSFだけど、実はヒューマンドラマ要素が強いのだよ、とそれとなく観るものの感性を誘導する効果が、確かにありました。
そう思って振り返ってみると、生きる目的が〝自己の成長〟ではなく、〝過去の自分の修正〟にすり替えられていく過程が『自意識との格闘』というテーマにも繋がって見えてきます。
そもそもどちらが先だったのかよく分からなくなっていく描かれ方は、妄想と現実の境目がよく分からなく描かれていた『勝手にふるえてろ』と同じようにも見えるのでした。
想像を超えた結末。
こんなに何回もどんでん返された作品は他にはないですね。結局、4回ぐらいひっくり返されましたかね(笑) 大オチについては、エンドロール入った瞬間は「どういうこと?」って混乱したけど、エンドロール中に整理できて、このすっぽりハマる感覚は見事でした。ジェーン、ジョン、ジェーンを捨てた男、ジェーンの娘、バーテンダー、フィズル・ボマーが全員同一人物だったというオチはなかなか衝撃的でした。まどろっこしいタイムパラドックスなんて、クソくらえ!と言わんばかりに同じ人間が接点持ちまくりな展開は潔くて斬新です!
ただこの大オチ以外の部分は意外とシンプルな作品でした。前半のジョンの自分語りが長かったこともあって、ストーリーのボリューム的というか起伏はそこまで大きくなかったです。
まさに、このオチの一点勝負!といった印象です。まあ、この大オチだけでも見る価値はあるんですけどね。
あと、なぜR−15の設定だったんでしょうか?グロテスクだったり、エロティックな描写はなかったような気がしましたが。。
前半の回想話にて先読みしようとする悪い癖が出た私
ある巨匠に御紹介頂きました作品をピックアップ!
時空をある程度何回か過去や未来へと飛ぶ事が出来る時空エージェントが、連続爆弾魔を追いかけるついでにある青年と出会い物語が進みます。
内容的には爆弾魔とエージェントとの鬼ゴッゴでは無く、歴史的個人伏線回収型で脚本的には見事である。
鑑賞後、余韻にも浸れる。
ですが、私気分的には、半分「ふ〜ん」もう半分「おおっ?!」
何故かって?
映画オタクって先読みしすぎる所あるんですよね〜。
前半の回想話にて後半2〜3割ぐらい先読み正解。
これが損している!バカバカバカと。
素直に観りゃいいものを!
回想話も含みありありの親切すぎる。
あと、映画comさん内のあらすじも先に見てしまったのも悪い。小説名も見てしまったものだから、楽しみ方を間違えてしまった。
ポスターだけにしとけば良かったと後悔。
星4.5〜5は付けたい気分だが、ひとつだけ不自然な所が。
それは両性具有の人間の存在。
これだけ性器構造上ピンと来ず、受け入れられなかった。
(そんな事言ったらタイムスリップだって現実性的に同じだろうが!と誰かに突っ込まれそうですが、)
あと、宿命よりかは運命を信じたい私がいるので!
シックスセンスの幽霊ネタといい、この作品といい、よく出来てます。
だけど、私は何故か上記の神秘的ネタ等を使わずに、現実的なネタのみで伏線回収し、驚かせてくれる様な作品を待ってるんだろうな。
無理だろうけどw
輪廻した蛇は自分の尾を食い続け…
最初はちんぷんかんぷん。予めあらすじに目を通しておいてもよく分からない。
巷を脅かす爆弾魔。
政府のエージェントらしき男が追うが、顔に大火傷を負う。
あるバーで、一人の青年がバーテンダーに信じ難い身の上話を語る。
バーテンダーも青年に信じ難い秘密を打ち明ける…。
正直、話についていくのがやっと。
しかし、見ていく内に、複雑ではあるが、実に巧妙に入り組んだストーリーである事が分かる。
と言うか、驚きと衝撃の連続…!
見終わった時には頭の中で何度も何度も整理し、ストーリー展開や時系列や伏線を巡らせ、結果かなり面白かった!
まず、青年の身の上話。
告白本の物書きとして生計を立てているその青年ジョンの半生は、壮絶の一言。
今はジョンだが、産まれた時はジェーン。元は女だった。
捨て子で、何者かに孤児院の前に置かれ、そこで育てられる。
幼い頃から周りとはちょっと違う女の子だった。
年頃になり、ある青年と出会う。恋に落ちる。妊娠する。が、青年は姿を消す。
女の子を出産する。が、何者かに誘拐される。
出産時に女性としての機能に支障をきたし、男性へ性転換。今に至る…。
そんなジョンに、バーテンダーはある話を持ちかける。それは、
「お前の人生を壊した男を差し出すと言ったら? お咎めナシだとしたら?」
バーテンダーはジョンをある場所へ連れていく。
まだジョンがジェーンだった頃、恋に落ちた青年と出会った時代。つまり、過去。
実はバーテンダーは、時空を自在に行き来する事が出来る未来の政府のエージェントだった。
バーテンダーの最大の目的は、爆弾魔を捕まえる事。
しかし何故、ジョンに自分の正体を打ち明け、彼の人生を助けるかのように過去へ連れて行った…?
それには、ある理由が。
ジェーンが出会った青年、赤ん坊を誘拐した人物、爆弾魔の正体、そしてバーテンダーとジョン/ジェーンの関係…。
全て、衝撃の一本の線で繋がっていた…。
一見複数の人物が交錯しているように思えるが、実はそうではない。
つまり…、
ジェーンが出会った青年は、ジョン。未来から来た自分。女性だった過去の自分と男になった未来の自分が恋に落ちたのだ。
赤ん坊を誘拐し、孤児院の前に置いたのは、バーテンダー。
バーテンダーは遂に爆弾魔を追い詰めるが、その正体は、精神を病んだ未来の自分だった。
赤ん坊はジェーンと名付けられ、やがてジョンに性転換し、バーテンダーにより未来の時空警察にスカウト。
爆弾魔を追うが、顔に大火傷を負い、整形手術により別人の顔となり、再び過去へ。そこでバーテンダーとして…。
全て、自分だったのだ。顔に大火傷を負ったエージェントも、ジェーンが出会った青年も、赤ん坊を誘拐した人物も、爆弾魔も、ジョン/ジェーンも、バーテンダーも。
自分に自分の人生を変える任務を課す為に…。
ホラーの多いスピエリッグ兄弟監督だが、手掛けた作品の中では一番面白い。
ギターケースにも似た時空移動装置もユニーク。
タイムトラベル/タイムパラドックスSFとしても掘り出し物。
客観的に見ると、哀れな自分自身の堂々巡り。
お前の人生を壊した男を差し出すとしたら?…とは、自分自身への問い掛け。
自分の人生を壊した自分を差し出すとしたら…?
その時、自分は自分の運命を変える事が出来るか?
究極の苦悩、闘い、選択。
原作はロバート・A・ハインラインの小説『輪廻の蛇』。
まさしく、輪廻した蛇が自分の尾を食い続けるかの如く。
鶏が先か卵が先か?
(ネタバレ)全部自分だった。1にも2にもジェーン=ジョン役のサラスヌークの女性男性の演じ分けがお見事。バイオリンケースのタイムスリップが地味ながら新しい。過去の自分に出会う瞬間がロマンチックであり切ない。自分vs自分vs自分、最大3人の三つどもえ。「お前がひどく恋しい」ボマーとなりループを断ちきれず幕。輪廻の蛇とはよくいったもの。
面白かったと言えばそうだが…
タイトル通り、面白かったと言えばそうだが、なんだろうパラドックスしすぎ?
過去の自分と会いすぎてよく分からなくなる。
導入部分が肝になるので時間を割きたくなるのは分かるが、タイムスリップものとして観たときにこのくだりが長く退屈(後半に繋がるので大事だし、後半はその部分が生かされていいのだが)途中寝てしまいそうに…
ただ今までにないくらい狭い(一人の人間にのみフォーカスしているようなもの)範囲でのタイムスリップものとして面白いなとは思った。
ただ、タイムスリップの範囲も狭いので何年になんだっけ?みたいな感じにも少しなった(まあなんとなくは分かったけど)
とにかくどんだけタイムパラドックスだよ!状態なので(しかもこれループしてません?ある意味無限ループ?)面白いのだが??な展開にも思えなくもない
最後は結局愛しい“自分”に会うため歴史は繰り返すのかな?なんて思わせてね
もしかしたらこの先の未来は変わるのかもとも思わせてね
新しいタイムスリップものとして楽しめたが、ツッコミ処はまあまああるよね~
他の人の感想を観て↓
やはり無限ループか!だから過去にも未来にも存在しないと言うことを示唆されていたわけか!
と納得しつつも結局あいつらってなんなんだ?みたいな気持ちも出てくる
これぞタイムトラベル
これぞまさにタイムトラベルのお話でした。
全てが繋がっていて、なにもかも自分自身のタイムトラベルの話だったとは。
変えることはできない。宿命で、タイムトラベルでも。
話自体はとても暗く、なんだか胸が痛くなる話ですが、まさにタイムトラベルのお話でした。
面白いと思いました。
前置きだけで半分時間を使っていたので長いなぁでしたが、ラストに全て繋がっていました。
主人公は結局最後まで孤独感が否めなかったです。
無限ループな作品でした。
パッケージからすると犯人を追う感じのイメージを勝手に抱いていましたが、確かに爆弾魔を追うということには変わりないですが、色々予想外な展開でした!
あはは
自分のしっぽを食べる蛇
気持ち悪さはちゃんと出てる。
周りを見下して生きてきた主人公がお互い自分に恋に落ちるというのも納得いく。
若い頃は周りへの敵愾心や疎外感に溢れてて、中年に成熟し落ち着いて、年老いて若い頃の自分と通じ合う考えに戻ってしまうというのも面白かった。
もっと掘り下げた物は原作にあるのかな?
主人公は悪者寄り。
ネタバレ
これは面白かった
最初の方はアレ?違う映画レンタルしたのか?って思うくらいのBARのシーンが長くて心配になったが
見ていくうちにどんどん引き込まれていき
あっという間に鑑賞出来た
全てが自分だったってオチで
とゆうより本当の意味での俺がお前でお前が俺でみたいな笑
自分と自分との子供は自分が産まれるんかい!とかいろいろ思うところもあったが
そもそも矛盾が生まれるみたいな話だって
頭がこんがらかるけど新しく見応えあった!
イーサンホークの演技も良かったし女優さんの演技もかなり良かった!
タイムマシンがバイオリンケースだって
自分的にはそれがかっこ良かったり笑
予想を遥かに裏切りオススメな作品でした
廻り続ける。
無限に終わることなく廻り続ける物語。
スターウォーズとかBTTF、などは違ったSF。
多分何回か見直すと脚本の粗探しみたいな事をしちゃいそうですが、初めて見た時の衝動は興奮は凄かった。
久しぶりにゾワっとしました。
永遠の孤独のなかで
自分を傷つけ、自分に恋し、自分を抱き、自分を産んで、自分を殺す。
すごい話だ。
唯一の理解者である自分自身しか愛せなかった人間なのに、最後にボマーとなった自分を受け入れなかったことでメビウスの輪が完成してしまう。なんて悲しい。
鶏が先か卵が先か。
自分で自分を産むというのは、始まりがないに等しいので現実には有り得ないのだが、この背徳さが物語に異様な深みを与えている。
未来もなければ過去もない。永遠の輪の中をグルグルグルグルと廻る、ジョンの人生。
矛盾が生んだ存在。凄く切ない。
結局引退した後も、ボマーとなって過去や未来を行き来しつつ、自分を出し抜くのだから。
最初は語りで始まる展開に訝しく思いつつも、次第にバーで語るジェーンの数奇な人生に引き込まれていった。
見ながら頭をよぎったのは、バーテンはジョンではなく爆弾魔で、冒頭で失敗したジョンは整形で爆弾魔そっくりにされてしまったという筋書き。バーのシーンは炎で焼かれる前のジョンが、バーにきて爆弾魔を追い詰めるという過去を描いているのかな?と。
しかし、話は私の予想のはるか斜め上を越えていった。
後半は怒濤の展開に鼓動も早くなり、ジョンがベンチに戻ってくる辺りで真実に気がついてからは、言いようもない哀しみが胸を満たしていった。
この時空のパズルを、二部構成でみせたのは素晴らしい。全く違う映画を二本見た感覚に襲われた。
私のなかでは久々のSF傑作。
玉子が先か鶏が先か
ポスターと内容が違いすぎてびっくりしたけど、面白かったです。全く顔が出てこないという手法のせいで犯人と主人公、JaneとJohnが同一人物であること、さらにその先の事実まですぐに気がついてしまうけれど、なかなかハラハラさせる展開です。
期待以上!!
ありきたりなタイムトラベルものかと思いきや
最初は二人の人物の昔話から始まり
その話がかなり長い…w
でもその内容に徐々に引き込まれていく。
最後は全部が繋がり結局はたった1人の物語!
全58件中、21~40件目を表示