「「卵が先か、鶏が先か」」プリデスティネーション 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
「卵が先か、鶏が先か」
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今思っていることを、ひとつでもしゃべれば、それはすべてネタバレのたぐい。
とにかく、テンポが抜群。
はじめのバーのシーンでゆっくりと流れた時間が、何度も時空を超えながら徐々に明らかになる過去と、爆弾犯を追い詰めるスリルのおかげで、緊迫感が上昇していき、衝撃のラスト。
あいつがこいつで、こいつもあいつで。「卵が先か、鶏が先か」、それに尽きる。
原作タイトルの「輪廻の蛇」こそ、ストーリーの本質。
で、たぶん、はじめ、ジョンが男だと疑わなかった人は多いはず。途中になっても、女性的な肉体だな、とぐらいに思っていた人もいたはず。そして、最後までジョンがリサ・スヌーク(ジェーン役)の二役だと気づかなかった人もいたはず!
そう、ここにひとりいますので。
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