「【”自分の尾を際限なく食い続ける蛇・・。”複雑に絡み合ったタイムループが最後に明らかに示した事。脳内フル回転で観るタイムループSFの逸品である映画である。】」プリデスティネーション NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”自分の尾を際限なく食い続ける蛇・・。”複雑に絡み合ったタイムループが最後に明らかに示した事。脳内フル回転で観るタイムループSFの逸品である映画である。】
■連続爆弾魔の脅威にさらされている1970年のニューヨーク。
青年ジョン(セーラ・スヌーク)は訪れた場末のバーのバーテンダー(イーサン・ホーク)に自らの苦悩なる数奇な身の上を打ち明けていた。
するとバーテンダーも自らが”時空警察”であることを告白し、元恋人への復讐を望むジョンの手助けをすると言い出す・・。
◆感想
・原作を読んでいないと(読んでいても・・)この作品は、脳内フル回転で観てしまうのであるが、驚くのはタイム・ジャンプを繰り返すジョンと、明かになるバーテンダーの真の姿の未来、過去におけるジョンとの関りが”ほぼ”瑕疵なく描かれている点である。
・原作未読で、お時間のある方は、時系列を記しながら今作を鑑賞すると良いのではないかと思う。
<何を書いてもネタバレになるのでシンプルに示すが、ラストのイーサン・ホークが演じるバーテンダーがコインランドリーで出会った連続爆弾魔の”顔”には、驚きを禁じ得ないとともに、”自分の尾を際限なく食い続ける蛇。”という劇中言われる台詞の意味が良く分かるタイムループSF映画の逸品である。>
コメントする