「ざわざわモヤモヤ気持ち悪い(良い意味で)」プリデスティネーション くまのさんの映画レビュー(感想・評価)
ざわざわモヤモヤ気持ち悪い(良い意味で)
舞台は、過去に戻って大きな事件や犯罪の被害を少なくする…というタイムトラベルものでよくありそうな特殊機関のお話ですが、描いているのは「最後の任務」で、具体的な事件や犯罪については描かれていません。人物を深く掘り下げて描かれていて、不条理や自分について考えさせられました。
SF「アクション」と思って観ると、アクション自体はほぼ無いので期待外れでガッカリするかもしれません。タイムトラベルものが好きで、さらに思考する行為が好きな方にはドンぴしゃにハマるのではないでしょうか。
いつどこでという出生の謎や、いったいどういう事なのか、なにが言いたい作品なのか、よくわからないのですが(笑)そこが良いというか、人それぞれ答えを考えたり導き出すことが良いのだと思います。見るたびに見る時期によって色々楽しめそうです。こういう映画ってあんまりないですよね(あったらどなたか教えて欲しいです)。観る人を選びそうな印象ですが、気持ち悪さ(誉めてます)が心地いいです。興奮!
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