「画家志望者(美術関係者)向き、難解な作品。」FOUJITA 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
画家志望者(美術関係者)向き、難解な作品。
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小栗監督ですので、商業的な作品でないことを覚悟で観るべき作品。二流映画評論家が、どう批評するかを待ちたい。藤田嗣治(以降、フーフーとする。)という画家のフランスでの生活、戦中における日本で暮らしを描いた作品。フーフーの生活を中心に描かれているが、フーフーの周りの社会動向などが全く無視。フランスなら、ドイツ侵攻や戦争の匂いも全く無視。ほぼ、夜な夜なパーティー三昧の日々を描いているため、何となく映画に幅がなく飽きること必至。日本に戻ってからの生活、ここでは、もろ戦時中。フランスと日本、時の描き方も無視。「アッツ島玉砕」の絵画には驚嘆させられる。が、いつ描いたの?それもよく判らない。キャスティングがやたら豪華でエンドロールでやっと気づくくらい。
加瀬さんの出演の意味もよく判らない。「はじまりのみち」や「海街」の彼の演技には良かったが、今回の作品においては?????。
とにかく難解な作品。デートで観る作品では全くない。「泥の河」に感銘を受けたが、今回は、昔フーフーっていう人が存在したのが判ったくらい。強烈な印象を与えない作品でした。
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