「幸せの定義」脳内ポイズンベリー ブライトさんの映画レビュー(感想・評価)
幸せの定義
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実際、定職に就いていて穏やかな彼と、フリーターでキレ易いけど魅力的な彼とに挟まれた時に、後者を選んだアラフォー女です。自分が書き物をしているという点も含めて、非常に共通点が多く、考えさせられる映画となってしまいました。まずはそこから。
確かに男のプライドってすごくややこしくて面倒くさい。それに対して“男といるときの自分が好き”な状況が上手く想像できない。彼は私といるときの自分が好きだろうか?誰と一緒にいるときの自分が好きだろうか。
居心地の良さと、自分が好きな状況というのがどうしても合致しなくて、自分が好きな状況はとても(石橋の言うところの)利己的で、それを尊重することは『結婚』とはほど遠い気がするのだ。プライドが高くキレ易い彼に気を使って付き合っている自分はやはりある意味彼を侮辱しているのだろうか。愛情を刺し違えてしまったのだろうか。
結論から言うと、この部分に関してはそっくり“彼”の気持ちが抜け落ちているのでなんとも言えない。恋愛や結婚は一人では出来ない、男のプライドなんかよりよっぽどややこしくて面倒くさい残念な状況なので。
映画はお金がかかってなくてシンプルで王道で良い。真木よう子さんと眼鏡の西島さんとネクタイの神木隆之介くんが見られて幸せ。物件やインテリアも女子が憧れるセンスで良かったと思います。
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