「平凡なルコント甘美ロマンス」暮れ逢い 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
平凡なルコント甘美ロマンス
名匠、パトリス・ルコントの初英語作品。
第一次世界大戦前夜のドイツ。初老の実業家の個人秘書となった有能な青年。住み込む事となり、やがて若く美しい妻と互いに惹かれ合うようになり…。
他愛ない不倫愛モノだが、ルコントらしい甘美な香り漂う作品に仕上がっている。
レベッカ・ホールや衣装は美しく、何より秘めたる想いが上品なものにしている。
が、それ以上でもそれ以下でもなく。
数々の甘美な恋愛作品の名作を手掛けてきたルコントにしては平凡。
手堅く仕上げた文芸ロマンス。
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