「だれもがふと考える」世界から猫が消えたなら toさんの映画レビュー(感想・評価)
だれもがふと考える
普通に面白かったです。
予告でもあるように、主人公が1日命を延ばすために
何かを一つ失うという条件で話が進みます。
何を失うかは言えませんが、その失ったものの思い出が
強ければ強いほど心が痛む強さもまた大きいということ。
回想の部分も多いので、時間軸がわかりにくいですが、
前半のストーリーは切ないです。
逆に後半、ラストに向かうストーリーは自分的にはいまいち
わかりづらいように感じ、胸に響きませんでした。
見終わった後のエンドロールが流れながらの主題歌が流れる流れが、
とても印象深いです。
一つ疑問に思うのが、明日死ぬと宣告されたのに、
何日間か生きているように感じるのは自分だけでしょうか。
それとも明日死ぬかは不確定で、生きていられるのはあと少しという感じなのか。
人は誰しも自分が死んだらあとのこの世界はどうなるのか。
自分は死んでも悲しむ人はいるのだろうか。
自分はいてもいなくて何も変わらないだろうか、と考えたことがある人は
この作品に惹かれるものがあるかもしれません。
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