「日常や身近にいる人との時間、当たり前の大切さを知れる映画」世界から猫が消えたなら SAMURAI JAPANさんの映画レビュー(感想・評価)
日常や身近にいる人との時間、当たり前の大切さを知れる映画
これが邦画。まさにそんな感じ。
洋画のアクション映画とは違い心にしみる深い映画だった。
ストーリー自体は若者の突然の余命宣告から始まった。この世から一つ物を消すと寿命が一日伸びるというファンタジー、ロマンス映画。素の自分と悪魔の自分の二つを演じた佐藤健さんの演技はすばらしかった。仕草や目つきからも二つのキャラクターを区別化しておりわかりやすく見やすかった。
また奥田英二さん演じる父親役、宮崎あおいさん演じる元カノ役、浜田学演じる映画好きな親友役。それぞれ役に見合っており最高のパフォーマンスを出せていたと思う。
そして驚いたのがCG映像。まさか「邦画だ」と誰でもわかるような静かめなパッケージの映画にあるとは思えない素晴らしいCG映像。違和感なく素晴らしかった。また、佐藤健が演じる二役が同時に出るシーンあれはどうやって撮影、編集されているのだろうか。しっかりと影もありおかしなところは全くなかった。
ストーリーでいうと最後が一番良かった。父親が「うまれてきてくれてありがとう」というシーン。ここが一番泣ける。
毎日につかれた社会人や家族と喧嘩している方に日常の大切さを伝える最高な映画だと思う。
ぜひ、皆さんにも見てほしい。
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