ザ・ゲストのレビュー・感想・評価
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いや、お前を殺す
過去に、レンタルで観ました💿
主人公一家に、息子ケイレブが戦死したと告げに来たダン・スティーヴンス演じるデヴィッド。
明らかに只者ではない雰囲気を漂わせ、序盤は家族を守る行動を見せる。
しかし、武器商人と取引したあたりから徐々に別の側面が…❗
ラスト、アナとルークは殺人マシンみたいになってしまった彼を仕留めますが、最後に建物から出てきたのは…⚠️
展開がよく練られていて、私は結構楽しめました🙂
ダン・スティーヴンスは謎の男を雰囲気から表情まで上手く体現していたと思います👍
理想の兵士
自らに与えた任務を着実に実行し、任務継続が不可能と判断すれば速やかに撤収する。まさに理想の兵士としてプログラムされた男がある一家を巻き込んだ連続殺傷事件。
主人公デヴィットが軍の施設から逃れ、戦友であったケイレブの実家を訪ねる。彼は本当にケイレブの伝言をただ伝えるつもりだけだったのだろう。だが、そんな彼を暖かく迎え入れてくれた一家。
そこで彼の中で新たな任務が生まれた。それはケイレブの一家を幸せにすること。
その日からケイレブの一家には都合のいいことばかりが起きる。裏でデヴィットが任務を遂行してるのだろう。この任務を終えれば彼は身を隠すつもりだったが、軍に見つかりやむなく撤収作業に入る。
低予算のB級映画だが、結構楽しめた。端から好青年に見えてこいつは実はやばいやつですよといわんばかりのシーンをご親切に挿入するわかりやすさ。
疲れてるときにあまり深く考えずに見れる作品としてちょうどいい塩梅の作品。端から製作者もその気で作ってるから脚本に深みはない。もしデヴィットが好青年である自分と殺人者である自分との葛藤に苦しむようなシーンを入れたりすればもう少しレベルの高い作品にはなったかも。
すべてはお約束な展開だが結構好物なんだよなあ、こういう作品。
やばい奴と好青年を演じ分けた主演の俳優も良かった。
映画館でわざわざ見るほどの作品ではないけど、今回無料配信で見たので満足。
B級の極み…
ラストの不死身さ、いつ親切な非の打ち所のない男が牙を剥くか…これぞ極みといった映画。いじめっ子たちをやり過ぎなくらい叩きのめすダン・スティーブンスの無双、そして不敵な笑み、一人彼を怪しみ怯えるマイカ・モンロー、信じ切る両親、まさに揃ってる。軍の人体実験によって殺人マシーンと化したディビッドは身を潜めるために死んだ同僚の家に紛れ込んだが、再び軍から追われることに。しかし、彼の意志とは別に、身の危険を感じると周囲の人を殺すように仕組まれていた被害者でもあった。そう思うと可哀想だし、そもそも彼に危害を加えない家族を殺す必要もないのだが。劇中に流れる音楽がそのシーンに合ってない。
???
最初から、本当に友達?とあやしい雰囲気は満載だった。でも結局は友達だったけれど、彼らの実験がどんなものだったのかがもっとはっきりしていたほうが面白かったのに。
ラストで遺体が2体、歯がないから身元の特定が難しい、と言っていたが、では隊長も実験の対象者だったのか?
なかなか面白かったけれど、もう少し細かい描写があるとわかりやすかったかな。
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自宅にて鑑賞。ホラーテイストを意識したスリラー。監督は強い女性を描くのが得意な上、意外性に満ちたストーリーが特徴で、その傾向は本作でも遺憾無く発揮されており、これ迄のフィルモグラフィとの違和感は無い。盛り上げ方が巧いが、背景等が説明不足でD.スティーヴンス演じる“デイヴィッド”は単なるモンスターとしか映らない……が、これは脚本のS.バレットと監督の意図した通りらしく、まんまと策に嵌まったと云える。ラストはソレ以上の展開が浮かばなかったからか、ブツッと終わり、やや物足りないさ感が残る。65/100点。
・アクションを撮りたかった監督が、J.カーペンターの『ハロウィン('78)』とJ.キャメロンの『ターミネーター('84)』から着想を得、S.バレットが八週間未満で書き上げた脚本を500万ドルの予算で僅か31日の撮影で作ったらしい。
・当初のプロト版は約20分程度長かったと云う。関係者を集めた試写会での反応等を元に切り捲ったシーンは“デイヴィッド”の素性を説明するシーンが殆どだったらしく、これは脚本のS.バレットと監督が曖昧にしたかった意図に即していたと云う。
・鑑賞日:2015年7月3日(金)
激戦を生き抜いた帰還兵かと思いきや
とんでもなく危ないキリングマシーンだったと言うお話。
中盤までデビットが家族に行き過ぎた協力を行い、家族と仲良くなっていくが、正体がバレた後からはレッツ証拠隠滅。
お家に特殊部隊が乗り込んできて銃撃戦。家族がバタバタ死ぬと言うトンデモ展開には笑ってしまう。
ラストは急激に尻すぼみして、ショボいセットでの戦い(笑)
何か勿体無い作品だった。
タイトルなし(ネタバレ)
結局何者だったのか??最後もよかったし音楽もよかった。ハロウィンのコースを逃げるあたりなんてオマージュ感溢れててよかった。こんないい感じのB級サスペンス、久しぶり。
デビッドは何の象徴なのか?
「サプライズ」では、まさかの被害者側に女殺人兵器が!
「ビューティフル・デッド」では、連続殺人犯のまさかのヒーロー感。
観客の思考回路を、ぐいっと急激に方向転換させたアダム・ウィンガード監督。
今回はどうかというと、敢えての直進です。まさかの一筋縄でいくパターンです。
終盤びっくり!って思う方もいるかも知れないけど、あれはきっとデイヴィッドが何の象徴か分からせる為だけに、用意されたシーンだと思う。
・イケメンで一見するとよさそうな人なのに実は!な訪問者。
・あからさまに警戒する一家の要である父親。でも直ぐに訪問者に攻略される。
・イジメにあってる根暗な息子。でも喧嘩を教えてくれた訪問者に攻略される。
・息子の友達ってだけで訪問者に心を開いてしまう母親。
・6パックないい身体を見せられ恋心を抱く。でも訪問者への疑惑を拭い切れない娘。
そう、みんな信頼してるけど、一人だけ疑ってる的な構図って、ホラー、ミステリー、サスペンスでは定石ですよね。
登場人物達はデイビットを信頼してる。観客だけはデイヴィッドの邪悪な顔を知ってるから、娘頑張れ!とか思う。この感じ。
ふっと思い出すだけでも「オーメン1」「エスター」あと、なんかもっとあるけど思い出せません!
そして登場人物達は、敢えての学芸会的な演技です。
80年代的エレクトロな電子ドラムの鼓動、画面が切り替わる際のボワワワワワーンって音が段々ハマってくる、スコアの煽り感が凄いです。
かなり作り込まれた確信犯的な、従来のハロウィン映画へのリスペクトに満ちた作品。
その他にも燃えよ!ドラゴン、シャイニング、キャリー、ターミネーターへのオマージュがちらほら。そう!このデイヴィッドって(エドワード・ファーロングに雰囲気が似てる息子と歩いてる姿を見て)アンドロイド的な人かと思ってました。
イケメンで礼儀正しいけど、妙な気味悪さがある。こんな男を、思春期の女の子がいる家に泊まらせる父親の神経が理解できません。
でもそこは息子を亡くした悲しみに、すっと滑り込まれるんでしょうね。
悲しみに耐えられずに、何かに救いを求めて更なる苦しみを生む。良くあることです。
本作に怖さがあるとしたら、ここだと思う。
素性がはっきりしないデイヴィッドって、きっとそんな心の隙間を狙う何かの象徴なんだと思いました。
そして追い込まれたデイヴィッドの非情な行動が(情の切り捨て方が)、監督の「悪役に正義の気持ちが芽生えるなんてありえねーだろ」って考えが透けて見えたりして。 きっと監督は、サラを救う「T-800」に絶対に納得いってないと思う(笑)
もしかしたら続編で、娘を救うのかも?そんな妄想が膨らむ、楽しいラスト。
青や赤のネオン、エレクトロサウンドな雰囲気は、レフン監督の「ドライヴ」「オンリー・ゴッド」を彷彿とさせます。好きなのかな?
あと、映画館で観たんですが、バーでデイヴィッドが「ブロウジョブ・ショット」ってカクテルを頼んだ瞬間に、大爆笑してたのは私一人だったことを、合わせてお伝えしておきます(笑)
古くさいようで新しい。
ユルそうに見えてちゃんとお仕事してる。
ちょっとジャンル分けが難しい映画ですが、私達世代にはノスタルジックが止まらない不思議な味わいのホラー(スリラー)でした。
まあまあだった
序盤の何かが起こりそうな不穏な雰囲気がすごくよかった。結局無敵な超人の話だったのかな、なんだSFかとオチでがっかりした。
軍のおじさんたちがいきなりマシンガンを乱射した時に、ダメじゃんと思った。きちんと調査観察して狙撃しろよ。
主人公も、本人の存在を隠ぺいしたいくせに派手に殺しすぎ。自分で騒ぎをでかくしてどうするんだよ。
サントラが安っぽかった。
雰囲気がよかっただけに残念だった。いろいろ文句がある割にけっこう面白かったので見て損した気分にはならないのだが、見ても見なくてもどっちでもいい映画だった。他に見るべき映画はたくさんある。
ゲストの正体…?
初めてのレビューです。
最初から妖しさ全開で映画中盤まで男の狙いが分からない、と言っても最後まで本当に何がしたいかわからないのだけど…(笑)
どことなく「ドライヴ」のライアン・ゴズリングを匂わせる雰囲気で、主演はめちゃくちゃカッコイイ
音楽も前作「サプライズ」同様クールでハマってた。
そして自分の推測なのだが、デイヴィットの正体は兄なんじゃないかな、と。
アナが電話を盗み聞きした時に、「また新しい顔がいる」と、てことはこの男(ゲスト)は軍の機密実験の誰かがデイヴィットになりすましている?
傭兵部隊が家を攻めてきて、キッチンで母親との会話のシーン
「私はウソをついていた。実はデイヴィットじゃない」
それに対して「じゃあケイレブも本当は知らないの?」
「もちろん知っている」←このシーンがどうしても引っかかる
軍の黒人の人が言ってたように、実験は機密、そしてそのことはもちろん家族にも知らされてないはず
そして実験中逃げ出した1人は残りの被験者を殺して焼き払った
ラストシーンでもあるように、おそらく他の被験者を焼き払う際、歯も抜いている、死んだのが誰か逃げたのが誰か…
母を殺す間際に言った、「デイヴィットじゃない」がウソじゃない(はず)とすれば
誰がわざわざ家族を守りにくる?
デイヴィットになりすまして家族の元に帰ったのは、軍に身元がバレて家族を巻き込むのを避けるため
と、映画鑑賞後アタマの中をぐるぐる考えが巡りました笑
家族を殺したのは、本当の身元(ケイレブ?)がバレてしまうどうこうよりも逃げ出したこと自体がバレたから?かな?
ストーリーに関しては★★★で、結局何の実験か、本当の正体は分からずじまいだったけど、鑑賞後のアレコレと考えてしまう面白さと音楽で1.5追加してみました!
個人的にはすごく好きでした。
レビューってこんな感じでいいのでしょうか?(笑)
あ、バーのシーンはスカッとするね!!笑
招かれざる客。
鑑賞しました。本作、「ゲスト」。
ストーリーのミステリアスな展開を期待して鑑賞したのですが…。
本作のラストシーンでもあります通り、
まさか!?な仕上がりになってます。
残念だなと思うのが、結局デヴィットは何者なのか、何の実験の被験者なのか、訪れた家族や兄との繋がりといったものが見事にぼんやりしたまま終わったことです。
むしろ、それしかない。笑
あとは、ストーリーは抜群に良かったし、俳優さんもカッコ良く、シーン毎の音楽も良かった!
肝心の真実がないまま、招かれざる客はお泊りした恩を殺戮で返すとんでもない奴だってことでした。
もしかしたら本作は、知らない人が訪ねてきたら信じてはいけませんよ!というメッセージ映画かもしれない…
もしかしたら、だけど。笑
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