劇場公開日 2015年6月27日

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「オーマイガー!」レフト・ビハインド スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0オーマイガー!

2016年9月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

怖い

世間の評価が低いのは、てっきりニコラス・ケイジおなじみのドB級映画だから低いのだとばかり思っていたのですが、まさかソッチ系だから評価が低かったとは予想外。
いやぁ、私はニコラスのドB級っぷりは結構嫌いじゃない、どころかむしろ好物ぐらいなので、何だかんだで楽しめると思っていたんですけどね、さすがにソッチ系は・・・。
予告編では航空機パニック・ミステリーとしか思えない作りだったのに、これは見事な詐欺予告でしたね。
予告編だけ見ると、普通に面白そうなのですが・・・。

宗教映画なら宗教映画と、最初から言ってくれればねぇ・・・って、それじゃあ日本では大半の人が見ないから、仕方ないと言えば仕方ないのでしょうが、まんまと騙されたなぁ。
まあ序盤からニコラスの奥さんが宗教狂いでおかしくなっていましたし、神がどうこうとやたら台詞にも出てきていましたので、そう言う映画であることを何となくは匂わせていましたが、ここまで大胆にやり切ってしまうとは、ある意味凄すぎて逆に尊敬します。
ニコラスも敬虔なクリスチャンなのかな?それとも金を貰えれば何でも演じるってだけなのか?

とりあえず、設定はホント面白そうな設定でしたよね。
高度三万フィートの機内で人が大量消失、地上でも数百万の人々が衣服と荷物を残して消失、果たして一体どう言った結末を迎えるのか、とても興味をそそられましたが、まさかの・・・。
聖書の予言なの?私は全く興味がないので詳しくは知りませんが、現実にこんなことが起こったら、この程度のパニックで済まないのは確実でしょう。
とにかく投げっ放し感が半端じゃない作品でした。

とは言え、一応終盤は残された人々とニコラス機長による航空機パニック物としてそれなりには楽しめたところもあったので、全く見れたものじゃないってこともなかったんですけどね。
と言うか、最初から普通に航空機パニックを見たかった!
まあかなりご都合主義&突っ込みどころ満載なんで、この部分もお世辞にも褒められた内容ではなかったですが、某・ハードな映画2のパクリ風でも、勢いで楽しめちゃうのがこの映画のいいところでしょう。
それと救いは、ニコラスの娘と言い、不倫相手のCAと言い、女優陣のビジュアルが思いのほか悪くなかったことでしょうかね。
でも、トンデモ宗教映画だったのが返す返すも・・・。

スペランカー