人生スイッチのレビュー・感想・評価
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アルゼンチン版「世にも奇妙な物語」!?
キャッチーなコピーとのギャップは否めないものの、個人的には結構楽しめました。
アルゼンチン版の世にも奇妙な物語?6編のオムニバスです。(因みにタモリは出てきません)
どのストーリーも感情を剥き出しにした人間の狂気が荒削りに表現されていて、思わずギョッとし、そして苦笑いの繰り返しでした。
短編ならではのリズム感があるので、普段2時間ものをじっくり観ている感覚とは違って唐突に感じる部分もあるけれど、一方で独特の構成や時間の使い方には新しい発見もあったりした。
3話目の「エンスト」と6話目の「Happy Wedding」は一見の価値ありです。
前者は、ありがちな他人同士の小競り合いから、次々に予想を裏切る展開に…。狂気に満ちた表情の描写にも引き込まれました。
後者は、結婚式を舞台にした男女関係における喪失と破壊、そして再生の物語。ブラックコメディータッチなんだけど、なかなか本質を突いたテーマを短時間でまとめ上げてるあたり、ちょっと感心してしまった。
全体的にシリアスなストーリーが多くコメディーと呼ぶには重いものも多いし野卑な表現も多いのですが、そんな中にも不意に垣間見える人間行為の可笑しみがこの作品の見所の一つかと思います。
題名ほどのんきな映画じゃない。
なんか、落ち着いた題名だけど描写は意外にグロさときつさとストレートな暴力描写でビックリ。
人生のいろんな分岐点で切れてしまった人達の成れの果てのオムニバス。どれもこれもいっちゃってる人達でアカデミー外国映画賞にノミネートされるよな題材なのか?と疑問に思っちゃいました。
もっと奥深い何かがあるのかな。
オープニングの題材からブラックユーモアたっぷりだけど似たような事件が現実にあったわけだし、落ちのシーンなんて迫力満点。パニックスペクタクルですよ。カーチェイスのおやじもレストランのおばさんも花嫁も皆自己愛が強すぎて究極の身勝手ぶり。当然結末もオーバー気味になるか。
不思議な不思議な面白さでした。
他人の不幸は蜜の味
6本の短編でそれぞれが「あ~そんなことしたら,こうなるよね~」と言う因果応報な内容で、ストーリーもひねりやどんでん返しがなく、よく言えばシンプルに、悪く言えば単純な話ばかりですが、そのぶん何も考えずに笑える場面が結構ありました
この手の複数の話の映画だと1話ずつの話の中に、全体につながる伏線が張られていて最後にそれを回収すると言うのを期待しがちですが、この映画はそん事を考えずに次々と変わる人の不幸を楽しむ映画ではないでしょうか
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