劇場公開日 2015年4月17日

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「多分学校にあんな先生いたら登校拒否になる」セッション 新米映画君さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0多分学校にあんな先生いたら登校拒否になる

2015年7月10日
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正直私にはあの学校通える気がしない。

けど主人公は食らいついていく。
共感はできないけど応援したくなる映画でした。
でもこの主人公ドジでクズすぎる。少し腹立つ主人公です。人のもの亡くすわ、エゴで彼女ふるわ、ちょっと腹立つ顔してるわ、すぐ遅刻するわなどなどイラつく事もあります。
でも必死でドラム頑張る姿というかこいつ頭の中ドラムしかないんだろーなという姿見るとやっぱり応援してしまいました。

それは先生の力の存在が大きいです。
シモンズ怖すぎる。正直頭おかしいです。
そんな教育しても生徒は伸びないんじゃないかという位暴言吐いてきます。
まぁ私がゆとり世代代表だからねとか言われてしまえばそこで終わりですけど、こんな教え方じゃなくても生徒の力を引き出してきた教師を見たことあるので音楽=怖いってイメージは持たないで欲しいなと思います。
でも映画見てるだけでここまで怖さが伝わるというのはシモンズの演技が素晴らしい証拠。
一見の価値はあるのではないでしょうか。

ラストシーンは二人の掛け合いによる最高の演奏が気持ち良い位で思わず拍手をしそうになる映画です。

セッションという邦題よりもwhiplashという原題の方が似合う良い映画でした。

新米映画君