「一番好きな映画、圧巻の最後」セッション サンプルHDさんの映画レビュー(感想・評価)
一番好きな映画、圧巻の最後
私が見た中で一番好きな映画。
きっかけはある漫画で、この映画の名前が出されていたのかな?多分そうだったと思う。たまたまアマゾンプライムで見つけて、鑑賞してみることにした。
始まってみると、なにやらイヤーな感じ。というのも、自分自身が結構厳しい部活動に所属しており、それを思い出させるようなJKシモンズ(フレッチャー)の演技が自分をまたあの舞台に立たせているような感じだった。あの認められたわずかな高揚感とそれを凌ぐほどの緊張感、それを表現するのが上手すぎる。上手すぎて吐き気を催す。コージー富田が島田紳助のモノマネをとある番組でして、品川に「似すぎてこっちが緊張するんですよ!」と突っ込んでいたが、それと似たような雰囲気であった気がする。そんなことないか。そんなことないな多分。
とにかく、それからずっといやな気持が続く。主人公のミス、トラブル、それらが積み重なっていき、これどう終わるんだよ、もうアマプラ閉じてYoutube開いて自分のおすすめを適当に流し見していたい。と思っていたのだ。
しかし、いや、だからこそ、最後の衝撃が忘れられない。自宅のちっちゃいテレビで見ていたにもかかわらず、あの迫力。ぜひとも映画館で見たかった。自分の脳では処理できないほどのカタルシス。瞬きするのも惜しいとはよく言うが、あの時の私は心臓を動かすのすら惜しかったような気がする。それほどまでに衝撃だった。途中で見るのやめないでよかった。途中であの部活辞めないでよかった。と今の自分を肯定してくれる気持ちにもなった。
これは本当に見た方がいい。よく、一番好きな映画は何?と聞かれることが多いが、その時は迷わずこの映画を答えるようにしている。出会えてよかった。