「ヒリヒリ感は伝わるけどね」セッション 背中にエンジンさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒリヒリ感は伝わるけどね
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鬼教師フレッチャーのイジメにも近い指導、それに耐える主人公ニーマンはじめ他のドラマー。そのヒリヒリした空気は伝わる。凄い伝わる。演技凄い。
が、元居たクラス?でもパッとしなかったニーマンに何故、フレッチャーが目を付けたのか分からんし、ニーマンが凄い練習してるのは分かるんだけど、その上達がどんな速度とレベルなのかがイマイチ伝わらない。これがスポーツ物だと分かりやすいんだけど、音楽とかだと、80レベルが85レベル、90が95に上昇しても素人には分からんw
何だかんだがあり、フレッチャーが大学をクビになるのは分かるけど、ニーマンも退学処分なんだって言うのが「え~」。
でっ、しばらくして再会したらフレッチャーにバンドに誘われてフェスに出るんだが、その舞台上、演奏直前に「俺を告発したのはお前だろ」と言い、ニーマンに言ってない曲の演奏(譜面無し)を始める。いや、復讐したいのは分かるとしても(逆恨みだけど)、他のバンドメンバーも巻き添えやん。それを狂気と捉えるか否か。
ニーマンも大学辞めてから、ドラムを収納に押し込んでいた様子からして練習して無かっただろうに、そんなにすぐにフェスで演奏出来るレベル、というか元以上のレベルになるんか?ピアノとかは一日弾かない分を取り戻すのに何倍も掛かるって言うけど。
最期のドラムソロは凄いけど・・・・・フレッチャーもニーマンも自分の事しか考えてないなぁ。フレッチャーの嫌な面が目立つけど、ニーマンの普段の言動も結構クソ野郎。
熱量は感じるけど、もう一回観たい?と聞かれたら否と答える。
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