「美しい物語でないからこそ」セッション Yukidarumaさんの映画レビュー(感想・評価)
美しい物語でないからこそ
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完璧な音楽を誠実に追い求める師弟の出会いと成長を描く、血と汗と涙の感動ストーリー…では無いです。(血と汗と涙は流れまくりますが)
利己的で傲慢な学生と、そこに罵声や暴力、挙げ句に復讐心までもを叩きつける教授の狂気のぶつかり合い。そしてその果てに、"偉大な"瞬間が生まれるという展開の持つある種のリアリティーがこの作品の魅力なのではないかと感じます。
音楽とシンクロしたキレのある映像とJKシモンズの硬軟織り交ぜた迫力の演技がイントロからエンディングまで切れ間なく楽しめる、完成度の高い作品だと思います。
…好みですが幕切れが印象的な映画って良いですよね。
それだけで星1つくらい増やしたくなります(笑)
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