「自分を評価するのは誰か?」セッション おちゃさんの映画レビュー(感想・評価)
自分を評価するのは誰か?
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始め、熱血指導者と必死に応える生徒の感動物語かと思っていたが、違った。
鬼畜先生が、その奥深くに秘めた愛で優しく包んでくれるのはいつか?いつか?…と思って観ていたら、結局最後まで鬼畜だった。彼は納得がいくカリスマを育てたいだけであって、生徒を指導する理由は利己的なものであった。師弟とは全てが優しい関係ではないのだ。
生徒は、鬼畜先生の指導に応えようと、必死に食らいつく。しかし、どれだけ食らいついても先生に評価されることはなく、ついに心砕かれる。いつしか先生の指導方法に疑問を抱き、否定するために裁判まで起こす。
しかし、自分に違和感を感じる。私は今まで何のためにドラムを叩いて来たのか?先生に評価されたくて?そうではないはずだ。
自分で自分を評価するしかないのだ、と気づくのであった。
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