「jazzは戦いだ!」セッション すずかさんの映画レビュー(感想・評価)
jazzは戦いだ!
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知り合いの超オススメとあって鑑賞。
jazzのリズムに乗って観れる、ある音楽を志す学生が主人公の成長物語だ。叱咤する教師と負けずに努力する学生が、2人でjazzという戦いをする。
この教師がなかなか曲者、今では見かけない超体育会系教師である。彼は彼なりに考えることがあるのだが、まぁ、親の心子知らずというもので、学生からは憧れと恐れ、敵意の的である。
そんな先生に師事しながらドラムの技術を磨いていく主人公なのだが……どうなるかはお楽しみだ。
先生がクレイジーとの意見があるけど、意外と色々なことにこういう生き方を選ぶ人はいると思うから特に驚かない。そして、そういう人は大抵、並でない努力をし並でないプライドを持っているものだ、良くも悪くも。
そう考えると、全然クレイジーではない。
主人公もプライドとそれに見合う努力や才能があって、でも成功のためにはさらに時機が大切になる。そういうチャンスを活かせるのかの瀬戸際にいる。そのスリルはたまらなく面白かった。
jazz自体が少し音楽としては王道から逸れていること、さらに端々にrockの味もつけてあり、だからこそのこの表現の仕方なのだろうが、題名の「セッション」から連想されたものとは全然一致しなかった。というか、これセッションじゃなくないか。
内容面で消化不良ではあるが、とてもノリがよく音楽の楽しさ、映像の作りが好きなので3.5だ。
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