「圧巻のドラム」セッション kanamiさんの映画レビュー(感想・評価)
圧巻のドラム
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主人公の承認欲求の強さ。鬼教師の、後世に名が残るような演奏者を育てたかったのは本当だったと思う。ただ、試練を与え続けることで出来ると思っていたから、結果として行き過ぎた指導になった。
映画自体は、観客との距離の取り方が良い。一貫している。キャラクターの人間性や背景に迫らず、余計な説明をせずに淡々と、でも十分見せている。
最後のシーンは主人公が「認められたい」から脱した瞬間と、認められた瞬間がある。間違いないのは、主人公のドラムの上達は鬼教師の存在があったからということ。
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