駆込み女と駆出し男のレビュー・感想・評価
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もっと評価されて然るべき大泉洋×戸田恵梨香×満島ひかりのマリアージュ
原田眞人監督作品だけに、芸達者な面々がこれでもかと出演している。
2015年の作品だが、当時でさえも大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかりというキャストを揃えるのは容易でなかったはずである。このマリアージュが非常に良いのだが、さらに堤真一、樹木希林さん、山崎努ときたら、どこまでも映画的な143分間を満喫するほかありません。とても素敵な作品です。
映画自体も駆け込みだった(笑)
画面の作り込みはすっごく良い感じで、
アッと言う間に江戸の町に引き込まれ
おお頑張ったな!と思える絵作りに
一瞬今年度邦画ベスト!と言いそうになりました(笑)
だけどかなりの早セリフなので
聴き取れない部分あって残念な感じ。
この監督の映画は初めてだったので
後で早セリフはこの監督の特徴だと知りましたが
少々難解な言い回しの多い時代劇の上、
折角の丁寧な画面にこの早セリフは
ちょっと上滑りしている感があった。
絵の作り込みで言うと満島ひかりの役は
当時の商家の奥様として忠実な眉剃りお歯黒に対して
戸田恵梨香の役は火傷の特殊メイクだけで
飛交う火の粉のそばで働く人の小さな火傷後や吹き出物が全く無い。
肌が綺麗過ぎて、そこだけ現代人っぽくてかなり残念。
現代人っぽいと言えば東慶寺内の女性達も
断髪と言う髪型のせいもあり、現代人っぽさが抜けてない。
おそらく、みな苦労して東慶寺に駆け込んだのだろうから
もう少し苦労したシワやあばたや傷後を付けたり
白髪まじりや薄毛等、髪型も工夫すれば良かったのに〜
折角のロケのお寺や建物とちょっと解け合ってないです。
ここまで画面に凝ったのならそこももう一押し欲しかったな。
テンポが良く話も面白いし役者それぞれは流石なんだけど
そもそも最初になんで大泉洋は満島ひかり達を追いかけてきたのか
そのつながりが私には解らなかった。
江戸にいられなくなった経緯の後、
追っ手として登場するまでの間が???なのです。
全体に良い線は行ってるんだけど後半の話の進め方が
本当に駆け込み状態。
勢いで押してしまうスピード感が人によっては潔い!と思うか
ちょっと雑だな〜と思うか意見が分かれるところ。
良いなあ〜と思ったのは御用宿の薄い暖簾を通して
表と屋内との光のコントラストが度々見事に使われているところ。
托鉢僧や旅立ちのシーン等とても良かった。
DVDが出たら改めて確認したい所が一杯あります。
ロケ地やセットを駆使した絵作りと役者さんそれぞれは星4つです。
@もう一度観るなら?
2018/6月更新
今の時代改めて2018/6月に改めて観てみると
女性の立場を守る東慶寺のような場所があったことは
少ないとはいえ、誇れる日本の文化の一部だと思います。
東慶寺の中でのシーンは結構泣けました。
特筆すべきところがなく退屈
原田真人監督は好きじゃない。今後観ないかもしれない当落線上にある。
妻が「燃えよ剣」を観たがっていることは置いておくとして、原田監督作の中でも評判のいい本作を最終テストのつもりで観てみた。
ぼんやりとイイ話で、ここでの評価が高いのは理解できたけど、やっぱりいつもの原田監督作品って感じで退屈だった。
よく言えば過不足なく親切で分かりやすいのだが、相変わらず、印象に残るセリフ、シーン、カットなどが一つもなくて、映画的な喜びが皆無。
演出に抑揚がなくて平坦。ただストーリーを追っているだけで工夫も何もない。
お金はかかっているだろうに画に力がない。豪華なテレビドラマを観ているみたいだ。
凡庸で光るものがなくテレビドラマ的、だから退屈でセンスないなと自分は思うのだが、逆に言えば突出したものがないからこそ広くウケるわけで、結局は好みの問題なのかもしれない。
ここの低評価レビューもセリフが聞き取れない的な理由が多いようだ。
原田監督は確か「関ヶ原」でのコメントでセリフは聞き取れなくてもいいと思っていると言っていたと思う。自分もそれには賛成だ。セリフなんて聞き取れなくてもいい。
しかしそれはセリフを必要としない演出だったり、画に力があっての場合だ。原田真人さん、あんたは残念ながらダメだ。
本作の退屈さをもって見事落第。もう一生観なくていい監督になったけれど、恐らく「燃えよ剣」を観ることになるのだろうなと考えつつ、信次郎ばりの口八丁でこの難局を乗り越えられないだろうかとも思案するのだった。
なんで今まで知らなかったんだろう
あまり話題に上がってなくてノーチェックだったけど、好きな俳優さんばかりなので観てみたら良かった!
俳優さん全員演技が上手いし、キャラクターも好感が持てる。
ストーリーも上手く運んでクスッと笑える一コマもありとても楽しめた!
特に女性にお薦めしたい!
なんだか地味、しかも長い。あらすじ見るとそれなりに面白い話のようだ...
なんだか地味、しかも長い。あらすじ見るとそれなりに面白い話のようだが、どうも分かりにくい。もったいない。字幕入りで見たほうがいいかも。
あらすじ見ながら再見したらなかなか味ある作品だった。通常ではあり得ない鑑賞法だが、この作品に限ってはあらすじ見た後、あらすじ見ながらの鑑賞を強く奨めます。
毎回思うのが
この監督さんの撮り方はどこ切っても同じ温度で作られてる感じが毎回する。
抑揚のなさ、盛り上がるところで抑えて盛り上がらないところで少し上げてくるような、捻ってるのかひねくれてるのか。
面白いのに面白くなくなるように作る技術というか、本当いつも不思議。ほとんど印象に残らない作り方なのに妙な違和感を覚える演出や場面は必ずあるという。
一度目の鑑賞は★4、二度目は★5
味わいのある作品。
小声だったり早口だったり、昔言葉だったりで
最初は置いていかれそうにもなったのだけれど、
それでもなんだかとっても良くて、
次の日にもう一度観てさらにこの作品の良さに気づかされる。
観れば観るほどいいかも~スルメ的な(?)
満島ひかり、戸田恵梨香、大泉洋、他の俳優陣も素晴らしい。
音楽もいい。
早口気味の長台詞が凄かった
Amazon Primeで観ました。
事前情報なしで、大泉洋さんはじめ好きな実力派俳優さんたちがたくさん出ているので気になって観ました。
離縁(離婚)を望む女性たちと、それを助ける人たち、身勝手な男たち、などなどの人情時代劇。日本の男尊女卑問題は根深いなーと改めて思いました。
意志の強い凛とした女性を演じた戸田恵梨香さん、素敵でした。
そしてキムラ緑子さん。脇役ながら、さすがの演技と存在感で、緑子さんがいてこそ成立するシーンというのが何度も。
緑子さん、大泉さん、満島ひかりさんは、独特の江戸っ子口調(?)での長台詞があったのですが、素人が失礼ながら「お見事!」といいたくなるくらいの素晴らしい演技でした。
ただ早めの口調で、時代背景もあり理解するのにちょっと苦労したため、もう一度みようかな、と思っています。
流れるテンポに時間忘るる
本編を見終わり映像特典の予告編を見ていたらまたまた涙が流れてしまいました
本編を見ていたときよりもね
それにしても大泉洋という人はどれだけ作品との出会いに恵まれた人なのだろう
『水曜どうでしょう』でファンになり北海道テレビ制作の『歓喜の歌』で役者:大泉洋のファンになりました
さてこの作品
2005年の映画だったのですね
どうにもこうにもなかなか手が出ずに後回しにしていた作品なのですがやれやれやっと見たならば
こりゃまた傑作素敵な作品
おもたい話になりがちな、男と女のさまざまな話
リズム良くアップテンポに話もセリフもサラサラ流れて
あたしゃもうやられっぱなしのど真ん中だってんだ
後に知ったのは時間が2時間以上だったってこと
すっかり昼飯どきを回っちまってゃんの
食わず嫌いはいけないね
もうちと早く見ときゃよかったってね
さてと、インスタラーメンでも食べようかね
でわでわ
ちょっと難しい
セリフが昔言葉で、なかなかお話の内容を把握することが難しく、中盤はこんがらがりました。
大泉洋さんは、長台詞をかまずに、とっちらからずに、スラスラと。さすが役者さんですね。いろんな作品に出てる人気俳優さんの技術に驚きました。
内容をもう一度よく理解したいので、またいつの日か見かえしたい作品でした。
恋愛ものだったのか?
恋愛映画です。
そうなの?という感じでした。
大泉洋さんなのでもっとふざけた内容かと思いましたがそういう面白さはあまりありません。
恋愛ものがみたい場合は物足りないと思います。
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