「ダブルオーセブンの影が・・・・w」ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション 徹2001さんの映画レビュー(感想・評価)
ダブルオーセブンの影が・・・・w
ミッションインポッシブルも5作目。 世界に冠たるスパイ映画となりました。ここのところの長作化の路線で、2時間越えの長編映画。いつもの通り、冒頭からトム君が仲間と一緒にアクションしまくりです。モロッコ・ロンドン・オーストリア、なんとオーストリアのウィーンでは国立歌劇場の、Opera本番中のアクション。手に汗をと言うより、見ている方も、ついつい息を押し殺しての鑑賞となりました。イギリスに舞台を移しての、撮影では、BMWがロンドン市内の路地裏を所狭しと走りまくってくれました。(イギリスなのにBMWとはw。ここはあえてアストンマーチンと頑張って欲しかった)
今回の ミッションインポッシブルを見ていて、ヨーロッパのにおいを強く感じました。元々MIはヨーロッパを舞台とした場面が多かったのですが、最初の方の場面で、適役のショーン・ハリスが、can't を カント って発音したあたりから、ああイギリス的だなと思い始めたわけで。確認してみると、MI6の役の方はほとんどがイギリス生まれの役者さん。
イギリスの路地裏を走り回るトム君、頑張りましたわ・・・。味方からも裏切られ、敵味方両方から追われて・・・。味方でありながら、トム君を目の敵にして殺しても良いと思っているCIAの長官。どこかで見たような、山岳地帯でのカーチェイス(バイクでしたけど)。派手なアクションとは裏腹に、スクリーンからは派手な音楽と言うより、鈍い、パンチの音・・・。敵味方、苦虫を押し殺したような、渋い殴り合い。
すべての事態が収束を迎え・・・、最後の場面で、新しいMIFの長官が誕生するあたり・・・
あらあら・・・途中から何となく私の脳裏をよぎっていたことが、最後の場面を見て確信へと変わりました・・・・。ダブルオーセブン意識しすぎ!!
ストーリーのしっかりした007に対して、どちらかというとアクション先行型の ミッションインポッシブル。文学部出身の私としては、007に軍配を上げてしまうのですが・・・・・。そういえば、この冬には007スペクターが封切られるとか・・・。それはそれで楽しみです