「ハリー・オズボーン」デビルズ・ノット ヨッシーさんの映画レビュー(感想・評価)
ハリー・オズボーン
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実話の未解決冤罪(の可能性が高い)事件をもとにした映画で、だからこそ重く辛い映画。
物語の起伏はあまりなく、ひたすら事件の詳細に迫る描写と裁判のシーンが続くのでともすれば退屈になりかねないが、俳優陣の演技力が見事にそれを補っていた。ラストは文字で説明しまくりで、むしろ映画本編より分かりやすかったが、それは実話なので仕方のないところ(笑)
悪魔崇拝や証拠の未提出や身近に潜んでいるかもしれない真犯人などなど、エンターテイメント色を濃くしようと思えば広げられる要素はたくさんあったが、真摯に事件と向き合っている姿勢が素晴らしかった。
デイン・デハーンがあんなに出番が少ないとは思わなかったし、これだけの豪華俳優陣がこういう映画を時間をかけて作るところがやはり日本映画との大きな差だなと少し寂しくなった。
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