「パリの女性たちの演劇 ミステリー」彼女たちの舞台 大岸弦さんの映画レビュー(感想・評価)
パリの女性たちの演劇 ミステリー
彼女たちの舞台
神戸市内にある映画館「Cinema KOBE(シネマ神戸)」にて鑑賞 2024年6月7日(金)
原題 BANDE DES QUATRE
STORY
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女の子だけの演劇学校に通うアンナ、クロード、ジョイス、ルシアの四人組はパリ郊外の屋敷で共同生活を送っている。
ある晩ローラはパーティーの帰り暴漢に襲われそうになるが、通りがかった男が助けてくれ、車で郊外の家まで送ってくれた。
しかしこの男は名前を変えて他の3人にも接触してくるのだった。
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最初は職業も偽り、画家フレンフォーフェルの盗まれた絵画「美しき諍い女」を探していると言う。実は司法警察のトマで、セシルの恋人リュカが偶然入手した政界を揺るがすリヨンの疑獄事件に関する書類を隠した場所の鍵を探しているのだった。
トマは秩序維持のためにその書類を隠ぺいしようとしているらしい。
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司法警察のトマはローラに対しては保護者として登場し、またまずは4人の女性それぞれに対して一種の誘惑者として登場する。クロードは完璧にトマを愛してしまう。
書類を隠した場所の鍵は、イネスが幽霊の導きにより手に入れ、幽霊を呼ぶからという理由でセーヌ河に捨てたというが
やがて警察が来て演劇学校の講師であるコンスタンス(ビュル・オジエ)が逮捕されてしまう。
生徒たちはそれでも、演劇をやろうとするが、先生がいないといけないという。
1988年 フランス、スイス ジャック・リヴェット監督
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感想
いきなりコンスタンスが逮捕という結論にびっくり。それだけヤバい資料だったのかと。
作品事態はほとんどがパリの女性たちが、生き生きとお芝居をしているのが良いという印象です。