劇場公開日 2015年2月13日

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「実話ではないとはいえ~」フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ yamayuriさんの映画レビュー(感想・評価)

実話ではないとはいえ~

2015年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

ああいうグレイみたいな男性って結構いるのでは?プレイを楽しむという意味ではなく、女性を愛せないけれど寝る人の事です。幼い時代に親に捨てられたり、可愛がってもらえずに育った子供。大人になっても、どう人を愛してよいかわからない。そんなグレイの心の闇、苦悩が伝わってきます。実際身近の知り合いにいました。20代後半の男子でグレイ同じ年位、そして成功している人でした。
50のshades顔?(私的には暗闇と訳したけど)とは何かを、そしてグレイ曰く「愛してはいけないのだ」その言葉の意味とか、深く掘り下げたらもっと味のある映画になったのではないかと。残念です。最後はあっけなくエレベーター前で別れてしまう場面ですが、私個人としては、そこに余韻を持たせていると。つまり、グレイは自分でもわかっていないのか、気がついたらアナを愛してしまっていたのではないか?と、観ている人に感じさせる細工をしたのでは? その最後の何も無くシーンとした雰囲気の中での想像をかもし出させる技を女性(監督)ならではの作り方と読みました。だって、二人はエレベーターが閉まる前にお互いの名前を呼んで(叫んで)いたではないですか。感情が好きでなかったらそんな事しますか?又誰も乗せていな愛用のセスナに乗せたりしますか?内容とは別に音楽が最高!セスナのシーンも「乗ってみたい」と憧れてしまいます。続編も是非みたいです。

yamayuri