劇場公開日 2015年2月13日

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「官能とは。」フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5官能とは。

2015年3月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

萌える

一般の女性がネットに投稿した小説が大ベストセラーになった、その小説の映画化。
ロンドン在住の女性ということだが、イギリスには官能小説という分野はどうなっているのだろうか。

日本には、官能小説というジャンルがれっきとしてあって、一般の人が官能小説を書いたところでそんなに評判にはなりにくい。
いっとき、ネット小説がもてはやされた時期もあったが、いまはどこへやら。

ただ本作は、SMチックなところを取り沙汰されて誤解を受けているところがある。
アナスタシア(ダコタ・ジョンソン)とクリスチャン(ジェイミー・ドーナン)の関係性がおもしろい。SMチックな部分は味付け程度である。

男は女を支配したい。
女は男に愛されたい。

その齟齬を描いたラブストーリーである。
そう、これはいつまでたっても平行線。
女は愛されたいばかりに、従属する道を選ぼうとするが、やはり受け入れられない、というところで映画はブチっと終わる。あたかも続編があるかのようだ。
小説には続編があるようなので、映画もシリーズ化するか。

サム・テイラー=ジョンソン監督は非常にソフトな描写を心がけていて、これなら観ている人に不快な気持ちを起こさせないであろう。「キリング・ミー・ソフトリー」(チェン・カイコー監督)とは違うところだ。

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mg599