「【人類を滅亡に近づけた感情、色彩、記憶を抑えた近未来の管理社会の恐ろしさを描くことで、感情、色彩を持つ大切さを描いた作品】」ギヴァー 記憶を注ぐ者 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【人類を滅亡に近づけた感情、色彩、記憶を抑えた近未来の管理社会の恐ろしさを描くことで、感情、色彩を持つ大切さを描いた作品】
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■完全な平等世界である一方、住人は過去の記憶を一切持たない管理社会「コミュニティー」。
「記憶の器」という大役を任じられた少年ジョナス(ブレントン・スウェイツ)は、過去の記憶をただひとり蓄えている「記憶を注ぐ者:ギヴァー」(ジェフ・ブリッジスと)過ごす中でコミュニティーの闇を知り、脱出を決意する。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・近未来SFとしての、世界観は良い。そして、人為的に作られた平和社会を収める主席長老
(メリル・ストリープ)の、全てを知っていながら、知らない振りをしている姿。
・ジョナスが徐々に”解放”=”殺人”。今いる社会に意図的に色彩がなく、毎朝飲む薬により、感情が抑制されていることに、「記憶を注ぐ者:ギヴァー」と接する中で、気付いて行く様。
<今先では、管理社会が表面上運営されているシーンは、モノクロ。感情など禁じられている要素が入っているシーンはカラーで描かれる。
今作は、ベストセラー児童小説の映像化作品だそうである。成程ね。>
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