劇場公開日 2014年11月8日

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0.5ミリのレビュー・感想・評価

全42件中、1~20件目を表示

4.5ほんのちょっとだけの凄い力

2024年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

この作品にもタイトルに隠されたテーマがある。
オープニングのタイトルの「コンマ」が赤く色づけられる。
カラオケ店であった老人ヤスオの言葉
「赤は血の色 生きろと言う色」
作中に何人かの老人との出会いと各々のストーリーが展開されるが、すべて往年のスターたちを揃えている。
往年のスターたち、つまり老人たちはまだ「私たちと一緒に生きている」
「お互いちょっとだけ歩み寄って、心で理解しよう」 これがこの作品のテーマだろう。
さて、
主人公山岸サワとは何者だろうか?
住み込みで介護の会社に雇われていた彼女は、訪問先の片岡家の奥さんユキコからとんでもない依頼を受ける。
それは添い寝だったが、この家族には大きな謎があると想像させるところが多い。
結婚後、早々に家を出た夫 ユキコは実家に戻り、父と2人で暮らすようになった。
しかし、娘のマコトは誰の子なのだろうか?
もしマコトが生まれてから父が蒸発したのであれば、父は子供の性別くらい覚えているはずだ。
また、添い寝を依頼した夜に、なぜユキコは首つり自殺したのだろう?
ここは隠し扉がいくつもある場所 流して見れば済むが、考えれば由々しき問題であり、いささかややこしいのではないかと想像する。
ユキコが自殺した理由は、自分自身の罪深さゆえなのではないだろうか?
マコトはユキコと実父の間の子で、彼は女に見境がなく、自分の娘ユキコまでも犯してしまう輩だったのではないかと思われる。
それ故ユキコは、マコトを男として育てたのだろう。
マコトは強制的にLGBTにされたのだ。
身寄りのなくなったマコトは父佐々木タケシと一緒に生活する。名前も佐々木真
また、
ユキコはなぜあの赤い服をサワに着させたのだろう?
「母の形見 お父さんがこれ好きだったのよ 私も昔着てたの」
「もともとは白だったんだけど、シミが目立つようになったから染めたの」
マコトは当時の光景を生理で汚れたパンツを洗いながら回想している。
ユキコはシミのついた白い服を赤く染めることで、それでも「生きる」決心をしたのではないだろうか?
介護のみならず、精神的にも寄り添ってくれているサワに対しあり得ない「依頼」をしたことは、ユキコにとってはそれでも「父」だからだろう。
またもしユキコが添い寝したら、間違ってもまことに見られるわけにはいかない。出生を疑うことさえ許されないからだ。
また父もマコトが自分の子だとは知らない可能性がある。
しかし、その犠牲となったのはユキコよりもマコトだったことにユキコは気づいたのだろう。
ユキコはなぜマコトを男にしたのかという理由をマコトにも話さなかったのかもしれない。
マコトが祖父の部屋を覗いたときのユキコの激昂は異常だった。
それは確かにマコトに害がないようにしたことだったが、結果的にマコトは引きこもりになった。
誰とも会話しなくなった。
娘に対する罪深さが、ユキコを自殺へと進ませたのかもしれない。
マコトは父と生活しながらも男として生きなければならないと思い込んでいた。
しかし、サワに実態を知られたことで、「私は女で生きていいんだ」と思ったに違いない。
祖母、母の形見の赤い服を着て泣くシーンでそれを表現している。
マコトは「ママー」と泣く。
母のことが恋しくなったのだろうか?
あの服はそもそもマコトに着させるために染めたのかもしれない。
幼いマコトはその様子を見ていた。
その意味をまことは「いま」知ったのだろう。
しかし、その「意味」がよく伝わってこない。
さて、
火災と警察での調書を終え、現金を引き出しキャスターバッグを買った後、ごみ箱に赤い服を捨てるが、それを拾うシーンがある。
これは伏線になっているものの、いいプロットとは言えない。
なぜならその前後に何もないので、サワの心境が描かれていないからだ。取って付けた感が否めない。
謎の主人公山岸サワ
コートのポケットに入れた現金を電車に忘れ、カラオケボックスで老人を見つけるとたかる決心をする。
しかしそれは一方的なものではなく、老人の心に寄り添うものだ。
息子夫婦に疎ましく思われていたヤスオは、娘ほどの年齢のサワとのカラオケに大満足だった。お礼に1万円とコートをもらったくらいだ。
老人に共通する「寂しさ」
それはやはり「必要とされなくなった」ことだろう。
黒崎しげるもまた、
一人暮らしの寂しさと、世間に対する怒りを持っていた。
挨拶しても、挨拶を返してくれない「寂しさ」が怒りになって「いたずら」をするようになった。
しかし押しかけ家政婦のサワによって、少しは人を信用できるようになった。
信用していた投資会社のサイトウ 詐欺師
どんな人物でもいい 自分によくしてくれる人を信じる 黒崎はそこまで人に「必要とされなく」なっていたのだろう。
しかしおそらく彼は、心の奥では「人を信用したい」という強い思いがあったのだろう。
その裏返しがサイトウであり、思わず転がり込んできたサワだったのだろう。
このことで黒崎はホームに入る決心がついたのだと思われる。
「人を信じて間違いはない」きっとそう思ったのだろう。
しかし、
黒崎からもらった車のトランクから100万円が用意されていたのを知ったサワはうれしさのあまり嗚咽するが、これは、そこにいたマコトが「ママー」と叫ぶ姿と呼応する。
この呼応にどこか違和感が残ってしまう。
またサワは、
エロ老人真壁ヨシオ宅に転がり込むが、真壁もまた謎の多い人物だ。
最後に彼は妻と同じく認知症のようになるが、彼はヘルパーが来る週3日が「勉強会」だと偽って外出している。
エロ写真集を万引きしようとする。
「重要書類」の入ったカバンの中はスクラップブック
しかし真壁はなぜ急にサワと映画に行ったのだろう?
映画「少女」は奥田英二さん監督作品だ。
サワの笑いは、この作品の監督である安藤桃子さんの父である奥田英二さんに向けて演出しただけなのだろうか?
笑いが止まらなくなるサワに指で口をふさごうとした真壁の指を噛み、外へ出ていったサワの心境はどんなものなのか?
座ったまま立とうとしないサワ
その晩真壁は夢を見る。妻の口をふさいで殺す夢だ。
それは彼の心の闇
やがて妻の介護をするサワと妻の歌声が聞こえてくる。
真壁は泣きながらその歌を口ずさむ。
その後真壁は妻の部屋に行くと彼女を車いすに乗せるが、妻はずっと真壁を見ている。
真壁もまた妻を見ている。
おそらく二人だけの会話がそこでなされたのだろう。
特に真壁が妻をしっかりと抱きかかえるシーンは印象的だ。
その後も妻は視線を真壁から離さない。
「私の好きな人」
しかしサワが去る際、妻シズエは「早くあの世に行って、シンイチロウさんに抱かれたいわ」という。
シンイチロウとは、おそらく戦争で亡くなったのだろう。
その後シズエは真壁と結婚した。
彼女の人生の中で最後まで記憶に残ったのがシンイチロウなのだろう。
人生の皮肉とも取れるが、認知症というのはそういうものなのだろう。
真壁もまた、認知症の発症とともに戦時中へと誘われる。
彼は思想家だ。
「一部の人たちが勝手に決めた戦争で、数えきれない人々が亡くなった」
「何のためにやっているのかわからない 答えがない」
そう、一番つらいことを一番よく覚えているのだ。
「戦争とは、一部の人によって行われた『悪』」
そんなくだらないことよりも、世の中を良くしようと一致決断すれば、山をも動かす力になり得る。
「動くはずのない山も、0.5ミリくらい動かせる力になる」
山とは例えだ。
ここにタイトルのひとつの意味がある。
また、
サワはマコトとうどん屋でうどんを食べるシーンがある。
「いま一緒の世界に生きている人の中には戦争を経験した人がいる。今日生まれた赤ちゃんもいる。みな一緒に生きている。お互いにちょっとだけ目に見えない距離を歩み寄って。心で理解できることってあるんだ」
これもまたタイトルの意味を描写しているシーンだろう。
最大の謎が山岸サワだろう。
彼女には身寄りがない。
介護というより人の心に寄り添うことができる稀有な人物。
「みな一緒に生きている」この世界
0.5ミリでいいから、お互い歩み寄ろう。
そうすれば到底無理なことも0.5ミリ位は動かせるだろう。
そんな世界を実現するには、たった0.5ミリだけでいい。
この素晴らしいテーマと一緒に今でも生きている往年のスターたち
安藤サクラさんの素晴らしい演技。
素晴らしい作品だった。

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R41

4.0ワンピースを赤色に染めた意味

2024年7月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

安藤さくら祭りでした。
「百円の恋」を観て、もっと安藤さくらが欲しい!となり、そのまま本作を見ました。

◾️映画全体の感想
3時間の長さを感じさせない良い映画でした。私は好きでした。
安藤さくらには全く色気は感じないのに、なぜか爺さんを相手にしている時はなんとも言えない興奮しない色気を感じてしまう。
全体的に大きな盛り上がりはないけど、押しかけヘルパーをする中で、他人の人生の最期に立ち合い、サワ自身も自分の人生を考える、という印象でした。

誰にでも人生の中で言いたくないことや言えないことはあるのでしょう。
(サワ自身も子宮を無くして、女としても価値がないとカミングアウトしていました。)
サワはそこにそっと寄り添ってくれる感じが良いと思いました。

◾️白いワンピースを赤色に染めた意味
マコトの母・雪子は自分が着ていたワンピースをマコトの誕生をきっかけに赤く染めました。
雪子はサワには、赤色が好きだからと言っていましたが、マコトが母・雪子と祖父の間の近親相姦による子だったことを踏まえれば、もっと違う意味があるのだと思います。
マコトにワンピースを引き継ぎ、赤色に染めることで、女性として生きてほしい、自分とは違う人生を歩んで欲しいと願った、過去との訣別的な意味合いなのか思いました。

◾️100万円で泣いた意味
押しかけヘルパーで相手にした爺さんたちはみんな人生の最期でいなくなってしまう。
サワが自分自身がそこにいた証は、本来爺さんたちの記憶なのだが、みんな死んだり、ボケたりしてしまう中、爺さんからの100万円が見つかり、自分がそこにいた意味を見出せたのかなと思いました。

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ちん

5.0料理、掃除、家事をテキパキとこなす安藤サクラがセクシイでいい女だ。この映画はもちろん安藤サクラの代表作だろう。 出演時間は短いが木内みどりが印象的だった。

2024年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

興奮

萌える

動画配信で映画「0.5ミリ」を見た。

2013年製作/196分/G/日本
配給:彩プロ
劇場公開日:2014年11月8日

安藤サクラ
木内みどり
井上竜夫
東出昌大
坂田利夫
ベンガル
津川雅彦
角替和枝
草笛光子
浅田美代子
柄本明

2024年の今から11年前制作の映画。

上映時間3時間16分の作品だから
視聴には覚悟が必要だと思った。

「冥土の土産におじいちゃんと寝てあげてくれない?」
腕利きヘルパーのサワ(安藤サクラ)は派遣先の家族(木内みどり)から、
おじいちゃんと一晩過ごしてくれという依頼を受ける。
条件は高額の報酬と、センターには内緒にしておくということ。

しかし、当日、サワは予期せぬ大事件に巻き込まれる。
火事になり、家主は首つり自殺、サワは警察に連行。
そしてサワは解雇され「家ナシ・金ナシ・仕事ナシ」となった。

サワは街で訳ありの老人を探す。
弱みに付け込んで押しかけヘルパーを繰り返す。

井上竜夫、坂田利夫、津川雅彦、
押し掛けた先の役者たちは多くが鬼籍に入っているのは少し驚いた。

それぞれのエピソードがそれぞれ長い尺なのでこの上映時間になっている。
料理、掃除、家事をテキパキとこなす安藤サクラがセクシイでいい女だ。

この映画はもちろん安藤サクラの代表作だろう。
出演時間は短いが木内みどりが印象的だった。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

2.0ようわからん

2024年3月2日
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鑑賞方法:VOD

笑える

出てる俳優さんは、みな素晴らしい。
特に坂田利夫さん。
ただ、3時間オーバーは長すぎ。
予想通り、大したオチでもなかった。

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プラ雄

2.5長い

2023年11月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

寝られる

ただ淡々とした映画。面白かったとは言いづらいがつまらなくもない。アホの坂田師匠のキャラクターがとても上手くてこういう人いそうと感じた。

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ケイゾク

3.5仕方がないけど歳をとるのは寂しい

2023年9月11日
Androidアプリから投稿

寝るには少し早いから映画でも観るか
おいおいおい
3時間越えやん
えらい時間になってもうた
長いけど退屈しなかったのは、監督の手腕というよりファミリーの力だろう
なかなか豪華な顔ぶれがそろった

原作、監督の安藤桃子を盛り立てるために
父親の奥田瑛二が総監督
母親がフードコーディネーター
主演が妹の安藤サクラ
共演に安藤サクラの義父の柄本明に義母の角替和枝なんだから
一族の総力をあげてのバックアップ
その上
坂田利夫を始め関西芸人の大御所に津川雅彦なんだから
映画としてはなかなか観れるけど、それは監督の力というより俳優さんの力が大きい

話は重い
ここまで重くなくてもとも思う
特に近〇相姦まではやりすぎ
たしかに社会問題ではあるけれど

最後、傷を舐め合うように二人がひきつけられて一緒に暮らすのは後ろ向きかなあ
と思う

それと坂田利夫
監督は苦笑いだろう
ちゃんとギャグをはさんてくるのは吉本の性ですね

2014年の映画で老人問題がテーマだから、9年の歳月は大きい
津川雅彦を始め亡くなった方が多いのは寂しいというか、自分の順番が近いのを想像してしまって、ちょっと気分が落ち込む

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nakaji

4.0長いけどおもしろかった

2023年4月27日
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泣ける

笑える

知的

コメディのような始まりから
彼女は正義なのか悪なのか、それとも堕天使なのか?
痛快だったり、ホロリとしたり
圧巻の演義だったり
午後の睡魔も吹っ飛んで次々とでてくる俳優さんに魅了され
おもしろかったー
そして、津川さんの長台詞
今、世界で起きていることと重なって…

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きなこ

3.5少し長いが意味がある。

2022年12月30日
スマートフォンから投稿

安藤サクラの演技は相変わらず素晴らしい。

親戚固めのキャスティングだなぁ…とは思うけど、実力派ばかりだからやはり凄い。

内容的には深いよね、ちょっと辛い気持ちになるけど、まぁそうだよね…と腑に落ちる。ともあれリアルで良い。

坂田師匠やるやんけ。

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Shiro handsome

1.0アート気取り

2022年8月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

退屈。

プラス思考で楽しもう、理解しよう、と試みるも長くてダレるし結局意味不明。

意識高い系の映画ってことで自分の中では判定しました。
世の映画ツウを唸らせる為の作品なのかな?

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コブラちゃん

3.0安藤サクラの演技で3時間以上あるこの映画に飽きがないのはさすが。 ...

2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

安藤サクラの演技で3時間以上あるこの映画に飽きがないのはさすが。
元々ヘルパーだった女性が無一文となり、押しかけで転々としていく。
老人とのやり取りがおもしろく描かれている部分もあるけど、観ていくうちに現実的なリアルさだったり、物悲しさがだったり、愛情であったり感じられる。最後は切なさが漂う。

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よっしー

4.0安藤サクラさんの所作が美しい

2021年10月22日
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体当たりの演技で、激しいシーンも見応えありますが、何より、食事の支度、靴の揃え方、洗濯物の畳み方、立ち上がる姿それだけでも美しくて、ハチャメチャな内容とのギャップに、より惹き込まれてしまいました。

レジェンドたちの演技は言わずもがな、素晴らしい作品でした。

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meeco34

3.5少々長いが秀作

2021年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

知的

《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、

これからは「星のナターシャnova」

以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
==============

介護シーンの安藤さくらの動きはかなりリアルだったし、
カラオケ屋での辰爺(関西人にはおなじみの吉本の役者さん)との
掛け合いは観ていてこそばゆいほどリアルで
初対面の2人のホントの挨拶みたい。
その反面、
坂田師匠がドブの水路の上をワザと飛び歩くシーンや
別れ際、階段で手を振るシーン等は
まるで師匠が天使に見える程のファンタジー色全開。

そういう意味では不思議な映画かもしれない。
そしてこんなヘルパーさんが実際にいたら
お年寄りの最後は幸せだろうな〜〜と思う。

でもけして介護の映画では無いです。
お涙頂戴でも無くて、長生きへの賛美でもない。
生きる事の辛さだけでも無く、死ぬ事の切なさでも無い。

生も死も老いも若きも全部ひっくるめてこの世のいる人皆、
何かを持ち寄って何かを分かち合って兎に角そこにいると言う
言葉にしにくい感覚〜〜
でもたしかにある感覚の映像化なのかな〜

もう一度観なおしたい部分もあるんだけどちょっと長い。
多分もう少し潔くカットしていれば更に良かったかも〜
ちなみに中盤の長いセリフは必要だと思いますが〜〜

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星のナターシャnova

3.0妖怪白蛇女。

2021年2月7日
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ジジイ専門に巻き付く妖怪白蛇女。
安藤サクラ、助平な下心をヌルりとかわす正義漢をハードボイルドに好演。
津川雅彦、自己ベスト演の長台詞は反戦映画史に残したい。
多くの男はこの妖怪白蛇女に看取られたいのかも知れぬ。
推す。

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きねまっきい

4.0奇妙なストーリーだけど面白い

2021年1月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主人公と同じ介護福祉士の私。あるあるでおかしい。主人公の魅力で見せる映画。一気見じゃなかったけど毎日ちょこっとずつ見てちょこっと笑える。介護の仕方も上手だし料理もうまい
理想的なヘルパーさんだね。介護の世界を全く知らない人が見たらなんて思うかよくわからないけれどいろんな魅力があるんだよ。それぞれの家の常識が自分の常識と全く違ってイライラしたり何これと⁉︎思ったり。でもその人が今まで生きてきた価値観を大事にしてあげる
冷静であれ親切であれ!主人公の生き方ってなんかいい。やっぱり介護の仕事は止められないなぁ。そう思わせてくれた映画。

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防災レンジャー

3.0評価がムズい

2020年12月9日
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面白い 考えすぎてしまって入ってこない とにかく長い 演技は良い うーん…

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マルボロマン

3.0オンナだったとはね〜

2020年11月14日
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鑑賞方法:VOD

長いからダレるが見応えはある。

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ホンマサ

4.5自分が生きるために訳ありな老人を半分脅しながら住みつくサワ。 けれ...

2020年7月14日
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自分が生きるために訳ありな老人を半分脅しながら住みつくサワ。
けれども、お金は貰わず、
食事だけでなく身の回りの世話を心をこめてする様は心に染みる。
老人達は、お金があろうと家族があろうと心に寂しさを抱えた人ばかりでいつの間にかサワがその隙間を埋めていく。
それでも身元のわからない若いサワといつまでも一緒にいるわけにもいかずそれぞれの別れがあり特に坂田利夫と津川雅彦は悲しかった。
最後のマコトとのエピソードはマコトの秘密になんとなく気付きつつもあぁ、こうおわるのかぁという感じ。
冒頭の木内みどりの自殺は少し謎が残った。

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猫柴

3.5リアルなんだけどリアルじゃない。

2019年12月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

これも親族をふんだんに採用した作品。超高齢化社会と言われる今の日本に訴えているのか、高齢者は皆孤独ということを訴えているのか。確かに高齢者がどんどん増えているのに、触れ合いが全くない。個人の生活を気にしたこともない。自分もいずれはこうなるのにな。リアルな世界の中唯一現実味がないのが主人公。なぜこんなにも身寄りがない?あえて主人公をファンタジーにすることで高齢者のリアルを出したかったのか。社会世間から放り出された人間が、孤独な高齢者にとってかけがえのない存在になる。そしてそれが高齢者だけでなくまた別の弾き出された人間を救うことになる。こういう人っていっぱいいるんだろうな。自分がどんなに狭い世界で生きているのかを痛感した。

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いつこ

やっぱり凄い

2019年7月26日
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安藤サクラさんが大好きでずっと気になってた作品!!
3時間越えの長編映画と知って今までそんな長い映画は観たことがなく最初は躊躇ってしまいました

やっぱり安藤サクラさんは凄いなあってずっと感心....
百円の恋も万引き家族の時もそうだったが本当に演技に見えない!!ナチュラルで本当に実在してそう....!!
でも、内容はあまり個人的には理解出来なくてつまらなかったです(難しいとか考えさせられる系が苦手)
3時間超えでつまらない、とても退屈でした....
とくに戦争を長々と語っているシーン(飛ばして観ちゃった)
まあ、気になってたし安藤さん好きだし一回でも観れただけで良かったです!

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わんわん

4.0今を生きる

2019年3月28日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

難しい

出会う人によってその時々に人生のテーマが変わるような気がします
よほどの人嫌いか無人島の住人でもなけりゃ何らかの形で人と関わりがあるものだしその中でも自分の人生に多大なる影響がある時だってあるでしょ
今は自由に何処へでも行けてなんでも出来て未来を選べる時代
そうではなかった頃に比べれば幸せな事なのかも

自由すぎる時代の中で人と人が付き合うのはとてもたやすくそして難しい
上っ面で付き合うならそれもいいけどそれだけじゃ寂しいけど本音を語れる人はそうは見つからない
相手との距離がどれほどなのか目に見えれば楽だけど人付き合いで楽なんでしたらあとあと泣きを見るかもね
パーソナルスペースがある程度の見極めになるでしょうが人付き合いの関係はそうでもない
心と心の距離なのだから日本と海外ほど離れていたって0.5ミリってことだってあるでしょ
「息がかかるほど側にいてほしい」って歌ったのは誰だっけ
子供の時には分からなかったな
面白い映画でした。

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カルヴェロ