0.5ミリのレビュー・感想・評価
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プロクセミクスという言葉を思い出した
安藤桃子、安藤サクラという興味深い姉妹が作った評判映画。
昨晩、有楽町スバル座で見た。
期待通りとてもおもしろい映画だ。
プロクセミクスという言葉を思い出した、「かくれた次元」だ。
人間も一個の生物である限り様々な個体間距離を持っている。
著者であるエドモンド・ホールは「人間が空間をどのように利用しているか」をプロクセミクスと名づけ、密接距離(45cm)、個体距離(45cm-120cm)、社会距離(120cm-360cm)、公衆距離(360cm以上)の4つの距離帯を区別した。
サクラは独居老人といい加減な大人と捨てられた子どもの間を風のように吹き抜けて行く。桃子はそんな映画を都会でもない、田舎でも郊外でもなく、高知という古い街で作った。
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じじいハント.
ある出来事から居場所を失い、彷徨う女性介護ヘルパー。
街で出会うジイさんたちにタカったり世話したり…。
その掛け合いや関わり方とか、現実社会をかなりデフォしているけど、不快じゃない。
老いも若きも、皆それぞれ寂しさや孤独を抱え込んでいて。こんな関係の在り方もイイよね。
…と、途中までは好感持って観ていたのですが、津川雅彦さんのとあるシーンから雲行きが怪しくなり。
最後はとっ散らかったまま終わったように、私は感じました。
196分、もう少し内容絞っても良かったのでは?
ファンタジックなコメディでまとめて欲しかった、と個人的に思いました。
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