ミルカのレビュー・感想・評価
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感動した!心に残る一本。
ミルカの幼い頃の壮絶な体験から、トップアスリートになり、過去の苦難を乗り越えていくまでが描かれていましたが、何度も涙し、笑顔にもなり、本当に素晴らしい作品でした。
観るまでは150分という長さに躊躇していましたが、ミルカの環境や素晴らしい人との出会いからの心の変化や成長が、見事に描かれていて、飽きさせない構成でした。
また、なかなか知る機会のない、インドと隣国との紛争の歴史をミルカの人生を通して知ることができ、インドをより身近に感じました。
観て本当に良かったと思える一本です。
期待以上でした‼
とっても素晴らしい作品でした。キャスティングもよく今年の映画の中で最後まで上位に残ると思います。劇中の音楽も最高と何度も感じました。これからどんどん新作があるので、今日の祝日に感謝します。
残念なことは、ビックリするほど上映館が少ないことです。いろんなところで上映するべきだと思います。それでたくさんの人に観てもらいたいです。
歌と踊りの効用
ここ最近インド映画を観る機会が増えてきた。おかげであの歌とダンスが始まっても驚かなくなったし、始まりそうなときは雰囲気で分かるようになった。
主人公の気持ちが高揚する場面で歌と踊りが始まるのだが、特に若者の恋が芽生えて盛り上がるとこれが効果的になる。
そもそも若者の恋に確かな理由などないわけで、この理由付けに躍起になる映画など見苦しい。若い二人が恋に落ちた事実とその後の展開が重要なのであって、恋に落ちた訳を説明する必要はない。
歌と踊りがいきなり始まることにも特に理由がない。若者たちの恋の始まり、恋の高揚感をスクリーンに表わすのに、リズミカルな音楽と踊りは持ってこいではないだろうか。
主人公ミルカのストイックな人生にも恋の一つや二つはあった。しかし、恋愛は甘酸っぱい思い出ではあっても、積み重ねてきた業績やどうしても癒すことの出来ない心の傷に影響は与えない。むしろ、彼の走ることへの執念のほうが恋をその成就から遠ざけている。
このミルカの人生に花を添える恋を、歌とダンスで盛り上げることはさっぱりとして楽しいものである。こうした表現方法が映画に起伏を生み出し、その人の人生を束の間追体験する人々の気持ちも高揚させるのだ。
今まで見たインド映画でNo.1!!!
インド映画は、2本目なのですが…笑
この作品は、今年を代表する傑作になると思います。
映画の面白さの全てが詰まっている。
上映1分で心を鷲掴みにされたのは、この作品が初めてです。
劇中の音楽がどれも素晴らしい!
サントラを買いたいと思わせる音楽
映画のパンフレットを買ったのもこの作品が初めてです。
内容には、敢えて触れませんが沢山の人に劇場に足を運んで貰いたい。
そんな作品です。
結構いい作品(所々描き方が雑ですが(苦笑))
実在のインド人オリンピック陸上選手ミルカ・シンの半生を描いた作品。
アジアにも、こんなに早い人がいたんですね。知りませんでした。ミルカを演じているのは、ファルハーン・アクタル(なんか、オダギリジョーに見えて仕方なかった)なんですが、今回ミルカを演じるに際しては体脂肪率を5%まで落としたという。そういやぁ、凄い筋肉だったです。
時系列が、少し不明確です。ミルカの恋人になるビーローとの出会いと、ミルカが陸上競技選手として立身出世をして戻ってくるまでの期間はどのくらい?常識的には年単位だと思うんですが?そこのところの描き方が、若干微妙に感じました。それと、このビーローとの件は、ミルカがちゃんとした仕事を目指すきっかけになる重要なポイント。でも、そのきっかけで、なぜ軍に入ったのかが不明なんですよね。そう言う意味では、日本とは物語に重きをおくところが違うんだなぁと思いました。インドでは標準的なんですかね?日本人的には、ちょっと雑に感じてしまいました。
歌は所々入っていましたが、普通の映画でもMEはありますし、ギョッと思うほどではありません。また、インド映画といえば“踊り”ですが、今回は無かったという認識です。意外に普通だったかな。
それ以外は、中々素晴らしいです。冒頭の1960年のローマオリンピック敗退のシーンから始まり、ミルカの幼少期から今にいたるところまでを、他の人物が説明してきかせるという形態で描くなど、中々、上手いと思いました。
2時間半以上と長い映画ですが、中々面白かったです。
そうそう。武井壮ですが、1958年の東京で開催されたアジア競技大会での日本人選手役のようです。いまの彼の雰囲気からは想像がつかないですが、きちんと髪を分けた、当時の日本人風の風貌でした。
長過ぎた!
この作品に関してはインド映画独特の音楽は、余計な演出と感じた。コメディ要素も不要。
回想する手法そのものは否定しないが、ローマ五輪での出来事は、過去の何らかの政治的なトラウマがあったのは予想できる、それがはっきり判明するまで、とにかく長い。もう少しコンパクトに構成、編集できたら、違う感じ方で感動できたかもしれない。
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