誰よりも狙われた男のレビュー・感想・評価
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地味だった
リアリズムに徹する表現は好きなんだけど、あまりに地味で眠くなる。人が歩いたり車で移動して誰かと会って話をする、それだけでほとんどの場面が構成されている。地味すぎて、うっかりしていると雑念に集中してしまい話についていけなくなる。
女弁護士を拉致する場面、その後監禁する場面、女弁護士とイスラムの男が尾行を撒く場面、盗聴や盗撮する場面などなどは地味ながらもとてもスリリングだった。
スパイチームが達成するポイントが、金の振込先を特定するところで、そんな地味なところを見せ場にするのはとてもセンスを感じた。盗撮カメラが何台もありすぎて、見つかるのではないかと心配だった。
フィリップ・シーモア・ホフマンがこの後亡くなってしまうのだが、そう思って見ると体調があまりよくなさそうだった。太りすぎているし、顔色も白すぎる。走る場面は倒れるんじゃないかとハラハラした。「ファーーーーーック」と叫ぶ場面はかっこよかった。デブのおじさんなのに、色気があってかっこよかった。
本物の諜報戦?
派手なエスピオナージではありません。
今年(2014年)急逝したフィリップ・シーモア・ホフマン最後の作品。
ジョン・ル・カレの同名の小説が原作。ジョン・ル・カレの原作を下にした映画といえば、『裏切りのサーカス』がある。この『裏切りのサーカス』は、ものすごく静かな
淡々とした雰囲気で話が進んでいったが、この作品も同様。そういう意味では、好きでないと、途中で飽きてしまうかも。
さて、この作品と同じエスピオナージを描いた映画といえば、ジェイソン・ボーンシリーズがある。そのジェイソン・ボーンシリーズは、非常にアクションが派手な作品である一方、この作品はその対極にある。スパイ活動は人目につかないことが原則なので、どちらがより本当らしいかといえば、こっちの方が、より本当なのかな。
加えて、舞台がドイツというのも、非常に興味深い。その国家の成り立ちと、地理的位置から言って、ドイツにおけるスパイ活動というのは、やっぱり激しいんでしょうね。これが、9.11以降の現代の話であるというのは、あまり信じたくはないですが・・・。って言うか、昨今の世界情勢から言って、より激しくなっているのかな。
先にも記しましたが、激しいアクションシーンを期待すると外されます。より暗い、人間の暗部を照らしだすような作品です。
集中して見るべき
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