「グラスホッパー?」グラスホッパー ガブさんの映画レビュー(感想・評価)
グラスホッパー?
原作は読んでませんが好きな役者さんが大勢いたので気になって観てきました。
生田斗真が主演だと思うのですが、それよりは殺し屋の鯨と蝉が中心だったように思います。
山田くんは「古畑中学生」の頃から注目してますが、最近だと「暗殺教室」しかり、その風貌から優しい役が多いですよね。
今回は本当に殺し屋って事で、いつもと真逆なキャラクターでしたが見事に演じてたと思います。
正反対の役柄を見事に演じ分けられるのは素晴らしいですね。
物語としては期待してた程ではなかったかな。
ガボチャ少年がキーマンになってくるだろう展開もみえましたし、鈴木の復讐劇も周りで事が勝手に進んで他力本願的な結末だったので物足りなかったです。
鯨と蝉の死後の演出も微妙な感じでした。
あそこは岩西も絡めて欲しかったですね。
寺原親子を葬った裏で動いていたチームも即席の割には連携取れてたし、子供まで演技してるって事ですからね。
なんか腑に落ちない組織でした。
最後のタッパーは、、、これ時系列はいつなんでしょう?
そのまま考えると一年後ですよね。
冷凍庫に入ってても一年は流石にないなーって、思ったのは私だけでしょうか?(笑)
想い出に浸ってるのはいいんですがこれがラストシーンというのはちょっと、う〜んって感じでした。
肝心のタイトルのグラスホッパーも、人も密集すれば凶暴になるみたいな事を言ってましたが、どの辺がそれを表しているのかよくわかりませんでした。
良かったのは蝉と岩西の関係ですね。
少しいざこざがありましたけど、友情の様なものが垣間見れて相棒としていいコンビだったと思います。
あと鈴木が押し屋の偽家族と食事をしていたシーンで婚約者を思い出し泣いてたのが印象的でした。
大切な人との思い出は、ひょんな事からすぐよみがえるんですよね。
物語は物足りませんでしたが、好きな役者さんの演技が観られたので楽しめた部分もありました。