「存在意義が不明」グラスホッパー みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
存在意義が不明
理不尽な理由で婚約者を亡くした主人公が、
巨悪を相手に復習を企てる。
だが、人が良いだけの主人公は何もできず窮地に陥るが、
結果的にはハッピーエンド。
その陰には、多くの人の思惑が絡み合っており、
最後にストンと落ちる。
途中でハロウィンからの流れはおおよそ見えるが、
それでも意表を突かれる展開はある。
また、婚約者の行動や想いも切なく、胸に迫る。
メッシュの女も秀逸だ!
メインストリームには、概ね満足だ。
一方、浅野や山田のサイドストーリーの存在意義が不明。
延々と気分が悪くなる流血シーンや、
さして迫力のないアクションシーンは、監督の趣味か?
それとも、原作に忠実なのか?
原作も読んでみようとは思うが、
メイン部分の心の機微をもっと膨らませてほしかった。
菜々緒もこのタイプの悪女は演じきれてないね。
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