「蓋を開ければ…」ニンフォマニアック Vol.2 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
蓋を開ければ…
変態監督の色欲灰色コメディの下巻。
作中の時代も下り、もう脱がなくていいゲンズブールの今が中心のせいか、前編よりも裸はおとなし目。
その分、話も見せ場もおとなし目で、凡庸な印象が拭えず残念。
いや、監督の魅力の「毒気」が骨抜きなのが大問題ですよ!
そして其処に群がる、ラース・フォン・トリアーを押さえておけば映画通!
なんて勘違いした文系頭デッカチどもの跋扈が、どうにも鼻についてしまい…
エンドロールの、BECKプロデュースでゲンズブールが歌う「Hey Joe」のカバーはとにかく秀逸だけれども。
話題ほどの事は無い、勘違いオサレのための作品。
ラストの底意地の悪さは監督らしくて素晴らしいけどね!笑
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