「想え、ありったけの心で想え!」エヴェレスト 神々の山嶺(いただき) shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
想え、ありったけの心で想え!
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とても面白かった。俳優陣の端っから熱苦しくオーバーな演技でグイグイと最後まで引っ張られ、最後の「歓喜の歌」で昇華するような情熱に気圧される映画だった。私は原作も谷口ジローの漫画も愛読しているが、その「熱さ」はどのメディアをとっても引けを取らないものがある。中にはその熱苦しさに辟易する御仁がおられるかもしれないが、エベレスト登頂という大舞台では、それほどの熱さを打つけても跳ね返されそうな雄大さと懐ろの深さがあるように思える。熱苦しい俳優陣の濃厚な演技も監督の思惑通り、演出通りでキャスティングの妙味が功を奏していたと思う。しかし、阿部寛は三船敏郎を何処と無く思い出させる良い役者になった。
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