劇場公開日 2015年6月27日

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「宿題「家族に抱きしめてもらうこと」」きみはいい子 まりぽっささんの映画レビュー(感想・評価)

3.5宿題「家族に抱きしめてもらうこと」

2021年2月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

※原作未読

虐待やいじめなどのネグレクト、学級崩壊など現代社会の問題を、子供と接する大人の視点で描いた群像劇。

大きく三人の主人公にスポットを当てて物語が進行する。三人は交わらないが、間接的に繋がっている点は面白い。
学級崩壊や家庭に問題のある児童を受け持つ新米教師の岡野、自身も虐待を受けた経験から娘をDVで躾ける雅美、通学途中に家の前を通る自閉症の小学生だけが話し相手の老人あきこ。
それぞれが日常の中で抱える問題と、それに向き合いながら一歩踏み出していく過程。

観終えてみれば良いストーリーで、社会への問題提起として良作だと思うけれど、映画としては退屈だったなぁ…。特に前半、日常にゴロゴロした多数の「あるある」が「まんま」過ぎて、間延びや飽きを感じてしまった点が残念!
あと、最後、岡野がどう成長したのか、もう少し具体的なところまで描いてあげたら説得力あったと思う。ちょっと尻切れトンボな感じがした。

※原作の短篇集の中から
「サンタさんの来ない家」
「べっぴんさん」
「こんにちは、さようなら」

まりぽっさ