タミー Tammyのレビュー・感想・評価
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孫と婆ちゃんのロードムービー
がさつで小学生のまま大人になったような少し痛い女tammyと、現役ヒッピーの婆ちゃんが繰り広げるロードムービー。 最初こそtammyの性格に嫌悪感を抱いていたものの、時々見せる寂しさや女の子らしさに段々と可愛く見えてくるから不思議。 お婆ちゃんの昔の武勇伝と共にオールマン等60年、70年代のロックがアメリカの田舎風景とともに流れる。 ロードムービーの楽しみ方の1つとして、Googleマップで足跡を辿るのが楽しい。
中身ナシ、ヒロインの人生も旅も迷走中
メリッサ・マッカーシーは今飛ぶ鳥落とす勢いの人気コメディエンヌだが、本作は何とも面白味の無い作品だった。 始まって早々、車が鹿にぶつかって事故り、仕事をクビになり、夫に浮気される主人公のタミー。 メリッサが演じるヒロインは自己チューで我が強い性格が多いが、本作は少々抑え気味で、とにかくついてない。 人間ついてない時はとことんついてなく、それが共感呼びそうなものを…、そう感じない。 ヒロインの描写に全く魅力を感じないのだ。 奇妙な事に、自己チューで我が強い方が、共感は出来ないが、面白味や魅力がある。 そんなヒロインが、祖母とナイアガラの滝を見に行く。 ロードムービーだが、この旅自体にも魅力を感じず、そもそも旅の目的もいまいち分からない。 ついてないヒロインとブッ飛び祖母の珍道中はトラブルだらけ。 祖母は行きずりの男とSEXラブ、警察に厄介になったり、ちょっとした手違いで強盗したり、祖母の友人宅でパーティーしたりと、何やってんだか…。 結局色々あって、目的地には届かず。で、別の機会にようやく目的地へ。 一応珍道中の過程で、人生迷走中のヒロインの軌道修正とか家族の絆っぽいのも描かれるけど、一体全体何がしたかったの?? 祖母にスーザン・サランドンでまさかのおバカ演技。 他アリソン・ジャニー、キャシー・ベイツ、ダン・エイクロイド、トニ・コレットと無駄に豪華。 監督はメリッサの夫ベン・ファルコーン。 脚本もプロデュースも夫婦で兼任し、夫婦でただ中身の無い事をやりたかっただけ。
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