味園ユニバースのレビュー・感想・評価
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好き
個人的にすごく好きな種類の余韻を残してくれる作品だった。欠点をあげようと思えばあげられそうだけど、それも含めて愛おしいと思える、完璧じゃないけどとにかく好きな映画。
どうしようもない、終わりのその先が見えないけど、確かにハッピーエンドだと言いたくなる終わり方がすごく好きだった。
最後の茂雄の笑顔を見て、感動でもなく、嬉しいわけでも悲しいわけでもない不思議な涙が出た。エンドロールの渋谷すばるさんの歌も、味園ユニバースの世界観を壊さないで大事に余韻をもたせてくれてすごく良かった。
終わって映画館を出た後もしばらくあの大阪から抜け出せなかった。
どこかにありそうな世界だと思えたのは、主演と、それから二階堂ふみちゃんの演技力きってのものだと思う。特に渋谷くんは、記憶を失う前後の歩き方や表情、さらには歌い方までまるで変えていて度肝を抜いた。
2人とも本当に素晴らしかったです。赤犬のみなさんの演奏も最高でした。
第69回全日本赤犬歌謡祭
映画「味園ユニバース」(山下敦弘監督)から。
申し訳ない・・あまり意味がわからなかった。
メモも、この作品を思い出せるようなインパクトはなく、
まさか「ポチ男ノート」では・・と前半焦った。
冒頭、バットで頭を殴られたら死んじゃうでしょ・・と
映画だと知りつつ、嫌な気分になったし、
記憶喪失になるにも、もう少し違ったキッカケはないの?と
暴力的なシーンが続く展開に途中でやめようか、と思ったが、
やはり気になってしまったのは「赤犬」という市民バンドの存在。
この、やる気があるのかないのか判らないような演奏でも、
意外と地域では市民権を得ていて、そこそこ人気がある。
それを象徴するかのような表現は、イベント名にあった。
「第69回全日本赤犬歌謡祭」
この、コテコテの「全日本○○歌謡祭」というネーミングだけでなく、
「第69回」という数字は、生半可な人気ではないことを物語る。
もしかしたら、この回数なんてのもいい加減で、
今回は「第34回」にしようとか、勝手に変えているかも、なんて
考えただけでも、面白いものがあった。
主人公よりも、インパクトがあった「赤犬」というバンドだけど、
なんと、大阪を拠点とする、本物のバンドだったとは・・、
参りました。(汗)
少ないセリフから伝わる凄さ
山下監督の作品が好きで、冬に映画館で観た後、DVDで三回続けて観ました。
映画館の時は、とにかく渋谷さんの歌声と表情にやられてしまい、ストーリーの細かいところの素晴らしさや、他の役者さんや赤犬さんの素敵さまで、感じる余裕がありませんでした。
DVDが出ましたので、落ち着いて細かいところまで観てみると、ほんとストーリーが自然で素敵だった。
二階堂ふみちゃんの表情が、ほんとにストーリーを引っ張っていると思った。
全体的に説明が少なく、セリフも少ない。
だからこそ、伝わる事が多く、自分の解釈で想像していくのもおもしろかった。
そして、何度観ても渋谷さんの表情は、言葉の表現を超えていたと思います。
不安や心細さを強く感じるかたわら、暖かさもじわじわと感じられる映画でした。
ショウ役の松澤匠さんが、出てくる度にほんと憎ったらしくて、上手いなと思いました。
赤犬さんにはまり、動画を毎日見てます。
友達に薦めまくってます。
すばるさんの歌声!期待通り!
すばるさんの歌声が好きで・・これは期待していたんですが・・曲もいい感じでぴったりで期待通り素敵な作品でした。
演技のほうもこれまた期待通りで・・個人的に満足度高いです。
これからも映像全般・・すばるさんに期待しています。
俳優として見ていきたい・・注目しています。
二階堂さんも関西弁でさっぱりした役どころで面白かった―。
安定感ある演技力に今回もいやされました。
彼女の演技を見ていると・・本当に落ち着く。どんな役も本当に素晴らしくやりこなしている感じは今後も目が離せません。
ストーリーよりライブ感!あの迫力ある歌声と雰囲気。
好きなテイストでした。
ラストはちょっとあっさりでしたが
そのぶん唄がいい!!
ぜひまた見たい。
邦画って感じが好きなら…
すばるくんが好きで観ましたけど
すばるくんが好きだけじゃ映画館までは行きませんっていう人です笑
興味持ったのは
評価が高いのと山下監督の作品ってところ
でした。
音楽映画って評価の基準ってなんだろうって思ってて、それは単にあまり観ないからですけど。純粋にいい音楽映画を観てみたかった。
知ってたけどそれ抜きですばるくんの声は響く。バンドの音も届く。
心地よかった。
です
赤犬はあまり知らなかったので申し訳なかったんですが、あの味園ユニバースとの空気感のマッチしてる感じは堪らないですね
行ったことない雰囲気の場所ですけどすごく行きたくなる。ライブハウスとも違う感じがいいなー
話は、好きじゃあない笑けどいいんじゃあないかな笑
そんな簡単に人は変わらないし、ぐちゃぐちゃのまま矛盾抱えたまま
でも捨てたくないものにしがみつくことだけは続けよう
て、意味ならすごく好き。
小学生でもなきゃ人はそんなに変わらない。簡単に変わっちゃう話よりはしっくりきちゃう
個人的にカスミの身勝手なお節介は苦手なので、手放しに好き!面白かった!とは言えなくて自分のひねくれ具合には頭痛いです笑
あとジャニーズ映画ではなかったのがほんとよかったです。
音楽とジャニーズの映画で
赤西くんのBANDAGE?ってあったけど
あれは全く何も入ってこなくて
それになったら悲しいと思っていたから
すばるくんお疲れ様です。
演技は頑張らない程度にまたやって欲しいと思いました。
山下監督の作品、実は意識してちゃんと観るの初めてだったから
もしかしたら好きかも
と思えたので今までのを漁ってみようかな
新しい考え方増えたので
観てよかったです。
赤犬よかった
赤犬がたっぷり出ていて、オシリペンペンズまで見れた。二階堂ふみちゃんが、うっかりするとすごそこら辺にいそうなリアルな存在感で、とても可愛らしかった。
主役の人の顔がアップになるたびに松本人志さんを若くイケメンにした感じでいいな~と思った。演技も上手だったし、松本人志さんは彼を主役で映画を作ればいいのではないだろうか。
赤犬のチームの感じがすごく楽しそうで、バンドの練習で曲を組み立てていくところもよかった。オレも長年バンドをやっていたのだけど、活動がいい加減だったしそもそも才能も情熱もなかった。あんな感じの友達付き合いも実のところ苦手であった。
クライマックスの劇場、すさまじく味わい深い。行ってみたい。
ラストは主人公がリンチにあって、死後見た夢なのかな。
赤い日記帳
の選曲が抜群。本当にかっこいい曲。渋谷すばるは歌はうまいが、役者としてはやはりイマイチだった。記憶が蘇る瞬間、もっと何か決定的なアクションが欲しかった。ベタなハッピーエンドだったが、それはそれでよかった。
赤犬のインパクト。
関東圏に住んでいるとタイトルがどこを指すのか分からない^^;
そこで調べてみると大阪千日前にある商業ビルで、こっちでいう
新宿ゴールデン街と並ぶサブカル発信地、嘗てそこにキャバレー
「ユニバース」があったのだそうだ。さらには今作で歌われる楽曲
「古い日記」の和田アキ子は、デビュー前ダンスホールの専属歌手
だったという。わー。なんか歴史に彩られてるなぁ感がもの凄い。
登場する「赤犬」という青春歌謡バンドも本人達を使っているから、
この場所に馴染みのある観客ならかなり入り込めるだろうと思う。
対して馴染みのない私などは、すべてが新鮮で見たことがない図
が満載、好き嫌いは結構分かれそうだが、全編が大阪文化だった。
そこへ二階堂ふみが参入しているが、まるで違和感ないのが立派。
ネイティブが聞いても遜色ないらしいのでさすがの演技力である。
主演の渋谷すばるの歌唱力が凄いというのは、以前に見たことが
あり(NHKカバーズ)、確かその時も「古い日記」を熱唱していたので
個人的にビックリ感はなかった。確かに彼は巧いが、御本人は女で
更に凄味があったのだから(子供には)恐怖のゴッド姉ちゃんだった。
(あの頃は~!て言うと、はっ!って返す遊びが流行ったなぁ^^;)
今改めて聴いてみると説得力ある歌詞に泣けてくるが、他の楽曲も
すべてサラッと歌いこなすので、確かに渋谷君は逸材かもしれない。
しかし内容の方は、その歌に勝る説得力に欠け、見世物に終わった
感がかなり強い。主人公の生き様に共感できない上、記憶が甦った
あとの行動も迷惑ハンパない。二階堂演じるカスミの熱意と優しさ
が彼らを引っ張っている映画で、やはりマネージャーって大切だと
心から感謝する人が続出したかもしれないな。命あっての歌声だよ。
(大切に生きてよね。しかし赤犬のヴォーカル、可哀想すぎないか?)
渋谷すばるって、渋い
「味園ユニバース」見ました。
手放しで面白いとは言えないですが、目が離せませんよラスト以外は。役者がいい。ハマってる。
この映画は、人物描写がものすごく丁寧且つ分かりやすい。特に二階堂ふみと渋谷すばる。ポチ男ノートの「戻りつつ...」の所を塗りつぶす場面だったり、最初はヨレヨレの白TからadidasのTシャツに格上げされてたり。人物の立ち居振る舞いや、出で立ちにいちいち意味を感じる。そこは、この映画のシンプルでありきたりなストーリーに説得力を感じた。赤犬lightを最初に見たとき、こんなバンドマンよくいるな〜って思ったけど、彼らは実在のバンドなんですね。
あとは細かい演出。渋谷すばるを拉致った車のブレーキランプが片方切れてるとか。こーゆー車ってたまにいるわ。
でもやっぱり掘り出し物・渋谷すばるは良かっですね。記憶喪失時の奇妙な存在感と、戻ってからのキレのある姿。どちらも釘づけになるし、気になる。そして歌も素晴らしい。まず祭で歌う場面のパワーがハンパないし、それ以降の場面のカラオケでスピッツやモンパチを歌う場面は、これから渋谷すばるが歌うってだけでワクワクした。最初は微動だにせず歌ってたけど、ユニバースではもうノリノリで歌ってたり。同じ歌でも展開によってニュアンスが違う作り自体も楽しめた。
問題はラストですよ。ぶっちゃけ何一つ解決していないどころか、問題山積み状態。そしてちょっと駆け足ラスト感が否めない。総じて脚本は薄味で、映画館で寝ないで見きったのが奇跡と思えるレベルです。残念。スイカの種を1個飛ばすたびに「ヤッフォー!」と上がることは間違いない。
懐かしく 面倒くさく 鬱陶しい大阪そのものを まざまざと思い出して...
懐かしく 面倒くさく 鬱陶しい大阪そのものを まざまざと思い出してしまった。あのにおい、あの空気。
ポチ男の危険な感じがひしひし伝わってきた。あの娘は怖くなかったのかな。なぜ?
ポチ男自身も 次第に気づき始め ポロリとこぼしていのに。
そして、ラストのライブでのかすみのとった行動。
懐の深い母にのようにさえも感じた。
主演アイドル目当ての娘に付き合って観た数年ぶりの映画だったが、想像していたものとは随分違って 考える余地を残してくれるものだった。
アイドル離れした渋谷すばるの 歌と雰囲気あってのストーリかもしれないと思った。
割と面白かった。一箇所わからんところあり。
二階堂ふみちゃんの大阪弁が上手でした。随分練習したんだろうなと思いました。
小さな世界を守ろうとする心意気がうまく出ていて良かったと思います。
渋谷すばる氏の歌も良かったです。
赤犬のおっちゃん達がみんなやさしくて可愛くて良かったです。愛しやすいおっちゃんたちでした。
康すおん氏の四役は、分からんかったです。私は作業着パチったホームレスしか分からんかったです。
かわいくぼけてるおじいも良かったです。
カスミの死んだ父の写真がモンパチのキヨサクで笑いました。
ポチ男の過去がらみの部分は雑な感じはしました。
豆腐屋の女の人はお姉さんですよね?
特に、ラスト直前の天竺鼠川原にまたもや騙され、ポチ男ボコられる?いやしかしカスミ登場!!からの味園ユニバース楽屋までのワープのあたりが…
それ以外は楽しめました。
そんな感想を抱いてエンドロールを見ていましたら、隣の隣の席のおじいさんから、「最後、屋上からあの女の子はどやってあの男を助けたん?」と話しかけられました。「わたしもよくわかりません」と答えました。
あそこ以外はおもしろかったよねと、おじいさんと軽く談笑をして帰りました。
すばるを味わう
知らなかった。渋谷すばると言う人がこんなにも特別な佇まいを醸し出すなんて。関ジャニ∞ファンならずともココロウバワレル。終盤、あるピンチをどう脱したのか?腑に落ちない気持ちを抱えていたのに、あのラストカットはずるい!
残念…おしい?
二階堂ふみファンなので見に行きました。渋谷君の歌も凄く良かった。残念なのはポチ男の記憶が戻って元々の世界に戻ったが騙された?辺りからの良く分からなかった場面からの最後のステージに立つのかどうかの心の葛藤…。ここは丁寧にやって欲しかった。ここが一番大事だと思う。ちょっと残念でした。
しょうもな
突如、正体不明だが歌は上手い男が仲間に加わるという設定は面白い。
また、歌手だけあって渋谷すばるの歌唱力も流石。
ただ、話にあまりまとまりがなく、過去に起こした事件や別れた女性や面倒を見てくれた豆腐屋との繋がりをもっと深く描いてほしかった。
そうでないと、記憶喪失の男の過去が明らかになっていくというところの醍醐味が薄れてしまう気がする。
最後も、危ない仕事との縁は切ったということなんだろうけど、あっさり終わってしまった感じがある。
思ったより、ひとつひとつのシーンはゆったりと流れていく。
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