FRANK フランクのレビュー・感想・評価
全14件を表示
自分には合わなかった、、
フランクがなんで被り物をしているのか、その謎と素顔が知りたくて頑張って観たけれどどうも話に入り込めず、集中できず…よく分からなかった。
終盤でフランクの素顔がお目見えし、彼の両親から事情を説明されていたがけれど、特に気持ちが動かず。
もうここで観るのをやめてしまった。
バンドメンバーとのいざこざやらが途中にあったり、あるメンバーの衝撃的な事件が起こったりするけれど、特に興味をそそられる事もなく。。
刺さる人には刺さるのかもしれない。
ロシアの『テルミン』見たいな音楽
キーボードが二人いて、ドラムが一人いて、ベースが一人いるバンドって、どんな音を目指すのか?
メロディを2台のキーボードで!
ギターとサイドギターが普通いるだろ?
ロシアの『テルミン』見たいな音楽は古すぎる。
流行った曲としては、ベンチャーズとかだが、彼等にも少なくともギターがいた。ベンチャーズの『パーコレーター』って曲をオジキの聞かされた。あまり、感動には程遠い。
昔、昔、深夜にやっていた『イカ●●●●天●』を思い出した。
で、何が言いたいのか?
コメディのお面を被ったお面主人公映画
絵面的にポップなコメディ映画かと思わせて、結構渋めの人間ドラマを突然ぶっ込んでくるコメディ映画のお面を被ったお面主人公の人間ドラマ映画。
狂言回し的主人公のジョンは音楽が好きで自作の曲もたくさん作るものの、アップしても反響無し。そんな彼がたまたまメンバーがトラブルで欠けたバンドの代打を引き受け、ライブハウスに行ってみると、そのバンドはでっかいお面を被った謎のヴォーカル、フランク率いるバンドだった。そこでフランクに気に入られ、正式にメンバーとして迎えられたジョンはアルバム作成のためにメンバーとレコーディングに向かう、というお話。
本当の主人公は謎のお面の男フランク。だけど顔を見せないだけでなく謎だらけ、だけどなんだか物凄い音楽へのこだわりがあって、レコーディングも結局1年(!)以上かかってしまったり、実際のレコーディングを始めるまでも大変な時間をかけてわけわからん事をしていたり、と掴みどころがない。
ここが少し怠い。ただ、ゆっくりと色々なことが進んでいくんだけど、終盤の展開につながることがちょっとずつ散りばめられているので、フランクのキャラを探りつつ見続けてほしい。
中盤以降、ジョンのある行為でバンドの運命は急展開を迎えるんだけど、思いが共有できていない人物が小さなグループに入ることで起こる亀裂がどんどん大きくなってく。
ここは意見の分かれるところだと思うけど、果たしてフランク始めオリジナルメンバーは本当に才能溢れるアーティストなのか、それとも内輪でフランクを信仰している変わり者寄せ集め集団だったのか。
私は途中までは前者だと思って観ていた。でも、もしかしたら後者なのでは?とも思える描写もちらちら見受ける。
そうするとこの映画が、才能の違いをイヤというほど見せつけられた持っていない者ジョンの映画、なのではなく、小さなサークルで楽しんでいた音楽集団が、ちょっとした切っ掛けで大きな舞台に引きずり出されてしまったことで、その舞台には立てないことを悟ってしまったフランクの映画、なのかなとも思った。
彼にとっては、元のメンバーと小さな舞台で好きな音楽をやることの方が幸せだと、きっと思ったと思う。そのメンバーと一緒なら、もう仮面はいらない、というラストだったのかな、と思った。
ポップな感じで大変重い人間ドラマだったけど、見ごたえはあった。
ただ、ちょっと起伏が少ないところがあるかも。
フランクと凡人
精神的な傷を抱えているからこそ秀でた才能があるという思い込みに切り込んだ、そんな作品。
自分には才能があると思い、フランクに憧れて彼のようになれると思うジョン。野心家などではないが、自分の音楽を認めてもらいたい気持ちから彼の才能に頼って有名になろうと動画をアップするようになる。
きっと、フランクやクララは精神的な問題を抱えていると決めてかかるところからもうすでにジョンは凡人なのだ。お面を被らなくてもフランクの音楽は人の心を動かすのに。(私には音楽の良さはさっぱりわからなかったが)
お面でもいろんな表情があるように見えるのが不思議。
アイルランドでの作曲作りのところや、アメリカで位牌をまくところなど、ところどころイギリスらしい笑いが散りばめられていてそれも楽しめた。
どういった映画なのかイマイチ分からない
この映画はあらゆるところが中途半端すぎてよくわからない。
たとえば、
〇ジョンの会社はどうなったのか
〇フランクのお面が取れて仲間たちはどう思っているのか
〇最後ジョンはメンバー解散になったのか
フランクのお面の謎がわかってもその後が描かれていないため少し残念。想像ということなのだろうか。
バンドをやる目的が違う
有名になることが音楽のゴールだと信じて疑わず、メンバーの了解も得ずに動画をネットにあげ、事を大きくして、結果的にバンドを解散に持ち込んだジョンを好きになれない。
天才とは努力する凡才のことである。 byアインシュタイン こんなのは戯れ言ですよって話です。
張りぼてを被ったフランクは、「嬉しい顔をしてる」「半照れ笑いの顔」「いい加減にやるのにも程があるぞの顔」と、自分の見えない表情を言葉で表します。
フランクの仕草のおかしさに、イケメンのマイケル・ファスペンダーが中にいるのを忘れてしまう。いや、たまに思いだして、更にニヤニヤしてしまいます。ここはイケメン有名俳優がやるからこそ、成立する面白さ。
けれどその滑稽さに、フランクが背負っている哀しさや孤独が滲んでいる。ちょっと今まで感じたことのないような、おかしみを醸し出す映画なんです。
その不思議なムードを作り出すのには、バンド「ソロン・フォルブス」の音楽がかなり影響していると思う。
ジャンル的には、パンクになるのでしょうか?フランクが朗読する即興詩と、なんだろう?不安定なメロディライン(音の外し方がわざとで膝かっくんレベル!)が、"プロにちょい足りない感"を絶妙に表現しているんです。
あと、一人の天才フランクと、その他の凡人集団(フランクの信者)の危うさとか。脆さとかも。
この音楽が完璧だったら、きっと本作の世界観が壊れてしまうと思う。そう考えれば、音楽を担当しているスティーヴン・レニックスは凄いと思う。
結局メジャーになりたい凡人のジョンがフランクに取り入り、フランク&ジョンVS天才を振り向かせたいクララ(マギー・ギレンホール)&その他バンドメンバーという危険な構図に。
しかしある日、ストレスが頂点に達したジョンは、無理矢理フランクの張りぼてを取ろうとします。
フランク逃げる!
逃げる!
逃げる!
逃げる(淀川せんせ風に)!
車に接触して張りぼて割れる!
構わず逃走!
追うジョンも車と接触!
そして入院!
―――フランクは行方不明になります。
そこからジョンの、フランク&フランクの心の傷(才能の源)探しが始まります。
ジョンは思い込んでいたんです。フランクの才能は、心の傷と向き合う苦悩から生まれていると。もしフランクの精神状態が正常なら、ここまでの音楽は作れない。
ジョンは自分がええ曲を作れない理由は、そこだと思ってるんです。苦悩、痛み、悲しみ等々、芸術を生み出す原動力が自分にはない。
けれどフランクの両親と会って、鈍感で無神経で幸せ一杯の凡人ジョンは知ることとなる。
張りぼてを被る前から、フランクは音楽面で天才だったって。
そうなんです。ジョンとフランクには、生まれながらに才能の差がある。そこに、特別な理由なんかないんです。
決して埋まらない、凡人と天才の隔たり。
ここ、「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」のラストシーンで、主人公に浴びせられた言葉(観客の心の叫び)「何様だよ」に匹敵するシーンだと思う。
本作は実在したイギリスのコメディアン、クリス・シーヴィーのキャラ「フアンクサイド・ボトム」と実在するミュージシャンのダニエル・ジョンストンやキャプテン・ビーフハートを足して作った物語のようです。
いやイギリス&アイルランドの映画だけあります。
奇妙な音楽と、一筋縄ではいかないこんがらがった固結びな奇妙なストーリーが、最後のフランクの「 I Love You All」の熱唱で解ける瞬間に感じる心地良さ。脱力!
それを、感じて頂きたいです。
あ、どうしようかな。うん、かなり強めにおすすめします!
よかった
バンド活動や音楽ときちんと向き合った映画で、意外とこういうのは珍しい。ものづくり映画としても面白かった。演奏している音楽に対して、強くオリジナリティにこだわっていて、表現の真実に向かってもがいている感じがすごくよかった。ただもう少し演奏や音楽を劇中で聴きたかった。
物語は平板で淡白だった。起伏やフックが物足りなかった。フェスで見事な演奏をしているところが見たかった。結局最後までまともに演奏している場面はなく、残念だった。
フランクの父親が思春期に仮面を与えてしまった事を後悔しているところが面白かった。
バンドも含めて人間関係は好き嫌いがあっても継続していくことの重要さを感じた
クララは少し理性を持て(笑)
面白かったです。また見たいです。
感性の塊のなかに普通の人が入っていった。
そして自分に気づいた。そして感性の塊は
元の居場所に還った。
凡人は凡人であると知れということか…
鑑賞から一週間ほど経過してしまって、役名をほぼ忘れてしまったですが、感想書きに挑戦です。
ドーナルくんが演じる、音楽家を目指しているけど全然いい音楽が描けない青年が、自らの限界と凡庸であるが故の愚かさを知るという物語といえます。
その知るまでのプロセスが彼本人以外からすると本当に迷惑だったことでしょう。
フランクやほかのバンドメンバーはちょっとぶっとんでます。
けれども彼らから生まれた音楽は、ドーナルくんよりはぜんぜんかっこいいです。
フランクの才能に自らの凡庸さを知り作曲はやめたという彼(ドンでしたか?)が弾く曲でさえ、ドーナルくんが明けても暮れても作り続けている曲よりも、全然いいわけです。
ドーナルくん(役名が思い出せない!)がどうしようもなく凡庸であることをうすうす気づきながらもどうしても認められない姿に、同じ凡人としては苦い共感を感じました。
でも、勝手に動画を公開したりってゆうのはやりすぎだわね。
このぶっとび気味のバンドメンバーがわたっていける世界は、動画を公開だのフェスにでたりっていう先にはないよね。凡人でもその想像力は持てると思うのね。君に足りなかったのは、自分の物差しが正しいと信じていて、ほかの尺度があることを知らなさすぎたことだと思うの。
その後の破壊に向かう描写は悲しい限りでした。
ドーナルくんは自分が招いた災難のイライラを、フランクにぶつけてしまい、フランクを思いっきり傷つけてようやく、いろいろ過ちに気づいたようでした。苦い苦い青春の終焉ということですかね。
このように、同じ凡人としてはドーナルくん側からの感想はいろいろ考えつくわけですが。
フランクとそのバンドメンバーに関しては、生きづらそうだな、無理せず自分ができることをやっていこうね、のようなぼやっとした感想しか思いつきません。クララに至っては私にはわけがわからない。
フランクをいとおしいなとは思うのですが、理由はわからないです。
ただドーナルくんのようにマスクはおかしいからいい加減外せよとは思わないです。その理由が理解できなくても、フランクがそうしていたいならばそのままでいいと思うのです。でも、フランクの気持ちは全然わからないのです。
ラストで、ついにマスクを取ったフランクがみんな愛してると歌いますが、そのみんなが指し示す対象が、やはり私にはわからない。メンバーのこと?ドーナルくんも含めてみんな?無理解も含めた世界を愛してるってこと?
でもわからないなりに、フランクがそこに喜びを感じているならば、それでいいなと思えました。
フランクの側から、もう少し理解できればよかったなと思いましたが、それは描き方云々ではなく、私の感性の問題なのかなと思っています。
フランクのマスクはかわいいと思いました。笑えるところもありました。マスクのスペアとその顛末とか… 缶に入った粉を貪り食うとか。あれはなんていう食べ物でしょうか。
フランクが突然ドイツ語をしゃべりだしてびっくりしました。で、ドイツ人奥さんと魂の交流ダンス…笑いました。
あと、場末のバーで歌うクララはちょっといいなと思いました。
湖畔の別荘地でのおかしな共同生活は微笑ましかったです。
蛇足ですが、とっても気になったことが1点だけ。
湖での火葬ってあれは大丈夫なのでしょうか。死体損壊とかにならない?
正直予想外の展開でした
物語の始め、特に歌いたい事がないと目に見えることを羅列するしか出来なかったジョン。
物語の最後に、I love you all. と涙を流しながら歌ったフランク。
そういうお話だったの!? と嬉しさで席から立ち上がりそうになりました。
それ以外全てコメディで仕上がってるんだからすごい。
思わず買いました。
I love you all.
iTunesで。帰ってすぐ。
共感できる内容でした
本作のフランクはいつでもどこでもマスクを被り奇妙な行動を取ったり感情の浮き沈みが激しかったり一緒に行動をするバンドメンバーも彼の事を深く知る者はおらず色々と謎の多い人物です。
序盤は笑える部分が多くこの調子で物語が進んでいくのかなと思いました、ですが後半になるにつれバンドメンバーも徐々にバラバラになっていきとシリアス?な場面が多かったように思えます。。。。
私自身、極度のあがり症で人と上手く目を見て話せないのでいつもマスクを付けています、フランクの様にあんな大きなお面ではないですが(笑)
付ける理由は違くともフランクに共感できる方は少なからずいらっしゃるんじゃないでしょうか、私もその一人です。
深く考えず、難しく考えずに見れる映画でした。
フランク役のマイケルファスベンダーは良い男な上に演技の実力も確かなので、今回その顔を一切見せずに演技力だけで勝負した部分はとても凄いなと思いました。
後半にちょこっとだけお顔を拝見出来ますよ(小声)
殴り書きなのでちょっと文章がおかしい部分もございますが、そこはスルーでお願いします(笑)
全14件を表示