滝を見にいくのレビュー・感想・評価
全55件中、21~40件目を表示
おばさんは逞しい?
みんなそれぞれ可愛さがある笑
おばちゃんが遭難したら、本当にこんな感じになるだろうなと思った。
おばちゃんだからこその、結束力で見事に乗り切る感じがと見ていてとても面白かった。
若者だったらこうはいかないなと思った。
山の景色も綺麗。
オバちゃんあるある
メインキャストがほぼ無名で演技経験の無い方も多く含まれるオバちゃん7人でしたので、いくら沖田修一監督作とは言えどうなのかなとちょっと懐疑的なところもあったのですが、見てみたらこれが実に沖田監督らしい作品に仕上がっていて面白かった~!
沖田映画好きなら見て損のない一品だったと思いましたよ。
言わば規模の小さい「南極料理人」女版山版と言った感じで、あちらは可愛いオジさん達の行動に楽しませてもらった作品でしたが、こちらはオバちゃん達のあるある的行動で楽しめる作品に仕上がっていて、今回もほのぼのとさせてもらいました。
オバちゃん達の中に眠る少女な部分が少しづつ出てくるところなんか、可愛らしくて良かったですね~。
沖田監督はこう言った題材を料理するのが本当に上手い!
まあストーリーは至ってシンプル、紅葉を見て滝を見て温泉に入る、それだけのツアーに申し込んだ7人のオバちゃん達がガイドさんの手違いで山に取り残されてさあ大変と言う、とにかく分かり易いストーリーで、逆に言えばオバハン達がただアタフタ迷子になる映画なんてつまらんと言う方がいても本当に不思議ではない映画なのですが、沖田監督の演出が本当に絶妙だったので、何てことはない映画なのにとても面白みを感じれたんですよね。
オバちゃん7人の個性がうまいこと絡み合い、時にはいがみ合ったりもしたけれど、ピンチの時ほど団結力が出てきたりで、何か最後はとてもスッキリ、感動を覚えましたよ。
体験したくはないけど、非日常体験は一生の宝物、団結したらいつの間にかあだ名で呼び合っている姿がホント微笑ましかったです。
バスガイド役の沖田組常連・黒田大輔のヘナチョコぶりも可愛かったねぇ、ラストシーンは最高の一幕でした。
映画映画してなく、そこにいる感が妙にツボでしたね(まあ現実は捜索隊が出るからありえないんだけど)
女は40過ぎたら皆タメってか~、これは名言だ!
うーん
ジュンジュン派です笑
これが男5人だったら全く違う展開になるんだろうなぁってずっと思ってしまう。
女性だからこその協調性が、まさかサバイバルに適してるとは。
意外とサバイバル萌え感もあるし山ってなめちゃいかんて思いました。
バジェットや本編時間だけみれば小さな映画かも知れませんが、様々なものが見えてくる不思議な映画でした。
最後は少し泣けました。
ジュンジュンが娘へのお土産を思い出した時、急に母親の顔になるのがとても寂しく感じ、この2日間が彼女(達)にとっていかに幸福な時間だったかを物語ってたと思います。
女性賛歌.....かも?
簡単に言うと、紅葉狩りと滝を見に行ってサラッと遭難してウリャー!と戻ってくる映画です。
他の映画の予告で良さそうだったので観てみました。
全体的にはコメディ系だと思います。
実に個性豊かな7人のキャラを登場させています。
これだけ人数がいると観る側はどれかのキャラに自分を当て嵌めて観ることが出来ます。
そういった意味では、参加型の作品でもあります。
自分も一緒に同じ時間を過ごしている感覚になれます。
キャストは、映像作品で見ない俳優達だったので舞台系の人達かと思っていたのですが、
素人可のオーディションから選ばれた人達だったんですね。
ただ、全員が素人ではなく役者さんも含まれています。
基本的には全員が主役ですが、多少メインキャラは決まっています。
それにしても、良くこの内容でこの時間を持たせたなと思うぐらい構成と台詞が上手いです。
遭難が題材というとどうしても深刻な映像になりがちですが、
紅葉の森(自然)を使った映像美が上手く使われ、女性ならではの会話の繋がりでコミカルにまとめています。
しかも、ダレる部分がほとんどありませんでした。
これは、製作側の秀逸さが光る作品です。
映像制作を目指している人などは参考になるのではないかと思います。
ハリウッド映画やスピーディーな展開、スリルや謎解きなどを好む人は退屈に感じてしまうかもしれません。
ですが、これは邦画ならではのどこか安心して観れるような、穏やかに観れるような作品です。
見終わった後は、暖かい満足感に包まれるでしょう。
40超えたら、女はみんな同い年じゃ、ボケ
映画「滝を見にいく」(沖田修一監督)から。
「主要キャスト全員をオーディションで選出し、
演技経験のない一般人を含む7人の女性たちが、
おばちゃんたちを個性豊かに演じる」という紹介に、
期待と不安が入り交じって、観始めた。
山の中で迷子になった設定にしては、緊張感なく楽しめた。
特に、台詞もアドリブ?と思えるような、自然な言い回しが、
妙に新鮮で、私のメモに多く残った。
例えば「まっ、いろいろありますよ」とか
「そんときは、そんときでしょ」
「もうどうでもいいから、早く帰りたい」
「もう、私、疲れていて、よくわかんない」
「いいじゃない、なんとかなるわよ」「どうにかなるわ、きっと」
遭難するかもしれないという不安の中で繰り返される、
おばちゃんたちの、他人事のような投げやりな台詞。
男同士なら、きっと多くの解決策を出しあうのになぁ、と
やや呆れながら、実は羨ましながら、メモを取った。
これが「映画」になるのだから、面白いものだなぁ。
最後に、何気ない会話やケンカで、面白かったものを2つ紹介。
・「有名な秘湯らしいですよ」「なんかそれ、おかしくない?」
・「いちいち、つっかかってくるの、やめてもらえません?」
「何、その言い方。だいいち、あんた年下でしょ?」
「40超えたら、女はみんな同い年じゃ、ボケ」
ミニレビュー
素敵な映画
沖田修一監督の映画が大好きで観られるものは全て観ているので、今回は今までの作品と比べて(というか普通の映画としても)上映時間がとても短く、観る前は沖田監督特有の間とか空気感がなくなってしまうんじゃないかと不安だったけど、杞憂だった。
最初は仲良くなかったおばさんどうしが最終的にはあだ名で呼びあったり縄跳びしたりコイバナしたり、そんな姿をみてるだけで最高にニヤニヤクスクスできる映画だった。
冒頭のシーンと同じセリフが後半で出てきて同じ場所に戻ってきたことに気づいたシーンはうまいなぁ〜と思った。
世界はおばちゃんで廻ってるのよね
だから生き残る。
これはまさに、オバちゃんたちの「イントゥ・ザ・ウッズ」。
しかしのどかだ。平和だ。オバちゃんは強い。めげない。
こんなツアーがあるのかと思うほど少人数のバスツアーは、
見事なまでにオバちゃんばかり。慣れないガイドの道案内が
山中で幻の大滝見学目前で忽然と途絶え、オバちゃんたちは
山道で取り残される。初めこそ不安剥き出しで右往左往する
オバちゃんたちだが、次第に打ち解けてついに夜を迎える…
あるわけないだろ(爆)と思う設定のファンタジーとリアルが
中高年俳優を包み込んで、突然のサバイバル劇へと導かれる。
どう見てもこの人は素人だよね?と思うオバちゃんの雑談や、
本当に困った時に普通の人はどんな顔をするのかが手に取る
ように描かれており、こんな親近感はめったに味わえない。
バスツアーの「オバちゃんあるある」ネタも満載。
人生は何が起こるか分からないもの、ふと参加したツアーで
とんだ災難に見舞われることも無きにしも非ず。そんな時
心強いのがこういう女の団結力!である。止めても死なない
生命力とモトをとってやる欲の深さがオバちゃんのモットー、
だからオンナって強いんだ。が見てとれる。オジちゃんたちは
こんな山中団体戦で生き残れるだろうか。ムリだろうなぁー。
ちなみにタイトルに嘘はございません。
(誰も死なないからね、こっちは。魔女は大勢出てくるけど^^;)
邦画でコメディは難しい
例えるならば、物凄い美味しいお漬物。
全55件中、21~40件目を表示