劇場公開日 2015年6月13日

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海街diaryのレビュー・感想・評価

全598件中、561~580件目を表示

5.0『家族とは何か?』を問いかけます。

2015年6月14日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

6月13日に公開された当該作品は、ベストセラーを誇る吉田秋生の
コミック(マンガ大賞2013)を、実写化した映画です。

さすがに、第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されただけあり、
洋画と異なる「日本独特の映像」と「ゆっくりとした時間の流れ」を堪能できました。
日本映画もいいですね。。。

当該作品は、『家族とは何か?』を問いかけています。

過去に負った心の傷により、人生の選択や価値観が異なってきます。
女に走り家族を捨てた父親、そして子供を捨てた母親、
子供達の心の傷が、自分の存在価値を否定したり、
結婚を躊躇したりします。

心の傷を癒すには、前に進むしかありませんが、
ひとりでは、なかなか難しいものです。
その様な時、家族を頼っていいのです。
一番身近な家族が支えてくれるのです。
たとえ異母姉妹だって、家族なんだから。。。

こんな事を当該作品は、伝えたかったのでしょう。

ご家族・兄弟・姉妹で、観に行くと、より一層感激すると思います。
お薦めの作品です。

Michi
[追伸]
私は、個人的には、長澤まさみ(28)が大好きです。
この映画には、『世界の中心で、愛をさけぶ』の
テレビ・ドラマ主演の綾瀬はるか(30)と映画で主役を演じた長澤まさみ(28)
(ふたりとも、丸坊主にしましたね。)
の両人が出演しております。
2004年は、長澤まさみが多くの賞を受賞し、綾瀬はるかを凌駕しましたが、
残念ながら、10余年経つと、綾瀬と長澤の力量は、明白に逆転してしまいました。。。
長澤まさみは、頑張りすぎて、自然な演技が出来ていないのです。。。
綾瀬はるかは、流石です。

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Michi

4.5温かい気持ちになった。

2015年6月14日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

心を揺さぶるような事件や事故のシーンはないけれど、観た後に心が温かくなった。日常的なシーンが多いことで、かえって映画の中に自己投影できたのかも。
家族であっても、隣人であっても、お互いの強さ、弱さ、長所、短所を受け止めあえる場所って、「ここに居たい」と思える場所になるだろうなぁ。
末っ子の同級生がこの年頃の、男女の成長の差をうまく表していて、微笑ましかった。自分も中学生のとき、クラスの女子に子どものように思われていたのだろうか。

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か~さ

3.0予告通り

2015年6月14日
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鑑賞方法:映画館

全部見た気がした。

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⭕

4.0ダイヤの原石見つけた

2015年6月14日
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すずちゃんに尽きる。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆の3人のお姉さんに負けない個性をはなっていた。まさにダイヤの原石見つけた。こらから、どんな女優さんになっていくのか楽しみです。

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Fighters1110

5.0丁寧で心地がいい。

2015年6月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

ツラいことや悲しい思いはさりげない気遣いで緩和される。
そういった安堵感が全編に敷き詰められていて、ふとした瞬間に涙腺が緩む。

すずを通して、それぞれ自身を見つめる写し鏡とし理解と共感を積み重ね気持ちを通い合わせてゆく四姉妹が今後も変わらず笑顔で生きていける社会でありますように。

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AKIRA

4.0好感の持てる作品

2015年6月14日
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鑑賞方法:映画館

とても好感の持てる作品に仕上がっています。さすが是枝監督と言っていいでしょう。

鎌倉の極楽寺駅近くの古い一軒家で暮らす四人の姉妹の物語ですが、小さな出来事の積み重ねで、何気ない日常として描かれていく。出て行った母親との軋轢や、進行中の恋愛の問題も描かれますが、それぞれはあっさりと描かれながらも、考えさせる映画になっています。

私が長男ということもあってか、やはり長女の綾瀬はるかに感情移入したくなるのですが、綾瀬はるかって、こんなに上手な役者さんだったかなぁ。本当にうまくなりましたね。広瀬すずは本当にかわいいですし、四姉妹はとても魅力的です。

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エンドルフィン

3.0ちょっと薄味

2015年6月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

原作愛読者。原作との比較になってしまうので映画作品として客観的に評価できないが・・・

普段、原作未読のまま映画を観る機会が多い。今回は原作を愛読しているため、なるほど原作付き映画で原作ファンの不満とはこう言うことかと認識されられた。
話を時間内に収めるため各シーンが薄味なのである。本来なら二時間ドラマでシリーズ化すべき内容なのでしょうがないと言えばしょうがないが。

特に、つかみであるはずの三姉妹と異母妹である、すずとの出会いから一緒に住むことになる過程が浅い。部分、部分は原作通りではあるものの、さらさらと進み過ぎていて印象が薄い。残念ながら原作を思い出して脳内補完しながら観ている状況にならざるを得なかった。
その後も原作を踏襲しつつも、つまみ食い状態となってしまい、ラストはオリジナルな脚本?でやや冗長となり、エンドロール前のシーンが印象的なものの、ストーリーを良く覚えていない・・・

気になる点をいくつか。
●キャスティングはそんなに悪くないとは思えるが(原作通りにはいかないだろうし)、長女(綾瀬はるか)はイメージがちょっと違うような。美人過ぎ、立派過ぎ?また、その恋人(堤真一)が老けすぎでは?貫禄がありすぎて、何かが違う・・・長澤まさみの恋人役も今ひとつ?
その他は妥当なところか。

●二女(長澤まさみ)が四姉妹の中ではビューティ担当のはず・・・が長女が美人過ぎて割を食っているような。長女とのケンカはもうちょっと派手にやっても良かったかも。

●三女(夏帆)の雰囲気は原作に近いような(髪型は原作初期のままでその後の原作に合わせなかったのは実写版としては正解だと思う)。

●大竹しのぶのダメ母ぶりも良かった。すず(四女)の義理の母のダメっぷりはちょっと印象が薄く、鎌倉に向かわせる要素としては弱い。

●ダメ看護師のアライさん・・・原作を知らなきゃ、よく分からないでしょう・・・実写版のツライところ?

●四姉妹の話に重点を置いたためか、原作では比重が大きいすずの友人関係が今ひとつ・・・イケメンの多田は外されたのか?

●すずが素っ裸で扇風機の前に立つシーンはアッパレ。

●MAXの店長、足の指がない・・・の件はその後のストーリーに関係していないのでカットしてよかった。(シーンとしては)原作にもないのに引っ張りすぎ。

●二女の恋人が銀行に来る件、原作は結構笑えるが・・・今作では良く分からない話になっているような。

●鎌倉カスター、セリフにはあったものの実物の描写がなかったような・・・?

最低、あと1回は観るつもりだが、はじめからシリーズ化を考慮した構成なら・・・と思えた。まぁ、失敗してしまうと次がないので完結せざるを得ないのだろうが。
ちょっと手放しには絶賛できない・・・

同じキャストでTVドラマ化もありだが・・・

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kita-kitune

2.0酷評ですが…

2015年6月14日
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nee3

5.0ゆっくりと月日は流れ

2015年6月14日
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ゆっくりと月日が流れていき、ホッコリした気持ちになりました。

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雨宿り

4.0絵面が華やかで、4人のやりとりが微笑ましかった。 すずちゃんが「自...

2015年6月14日
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絵面が華やかで、4人のやりとりが微笑ましかった。

すずちゃんが「自分はここにいていいのか?」と葛藤するシーンをもっと見ていたかったな。
それだけの反発をするのなら、それ相応の葛藤があったんじゃないかと思う部分があった。
それとも、広瀬すず本人が素直すぎるのか?
広瀬すずの中にある葛藤という感情をもっと引き出してほしかったな。

この作品を見て涙を流したし、笑いもした。
でも見終わったとき、「やっぱり現実には勝てないな」と思った。
私自身がすずちゃんと歳が近くて家庭環境も少し似ているからだと思うが、この作品より自分の今までの日常の方が勝ってしまったような気がした。

今回この作品で切り取られたワンシーンを私は偶然リアルに生きている。そしてすずちゃんと自分の微妙なズレに違和感を感じた。この作品を楽しみにしていた分、違和感との落差はキツいものがあるが、私にとって忘れかけてた感情を思い出させてくれる作品、道しるべみたいな作品になった。

見て損はないと思います!

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里奈

4.5花火

2015年6月14日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

「そして父になる」の是枝裕和監督が、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずという当代きっての人気女優を集めて作り上げた群像劇。

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突然ですが、私、花火が好きです。光と音を忘れた暗闇に、唐突にさんざめく光の奇跡、咆哮。その七色の閃光は時代を経て、人の心を魅了する。そんな素敵な芸術、他にあるかしら。

例えるなら・・そう、是枝監督のあの映画。原作の話題性、現代の嗜好にただすり寄って、スクリーンを埋め尽くす種々雑多な映画の「闇」。その中にあって、突然に咲く「魅せる」光。フジテレビ映画が批判されながらも、伝統として受け継いできた「正統娯楽映画」の脈の中で、現代だからこそできる女優映画という「本当に美しい、圧倒される存在感」を咲かす。こんな爆発力に満ち溢れた映画芸術、最近はなかなかお目にかかれない。そんな、素敵な裏切り。

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突然ですが、私、花火が好きです。連続して大仕掛けの花火が咲き誇る中で、突如「ポッ」と一線のオレンジだけが昇る。その儚い美。それが闇を引き裂く、美。こんな素敵な芸術、他にあるかしら。

例えるなら・・そう、是枝監督のあの映画。長女が腹違いの四女の身長を、家の柱に刻むあのシーン。長女は、四女に話しかけながら「そっ」と四女の髪を直す。どんな言葉よりも、印象的な演出よりも、私にはあの一瞬の動作に、心が震えた。愛が、あった。愛おしくなった。そんな、素敵な驚き。

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突然ですが、私、花火が好きです。火薬が奏でる光もさることながら、沈黙を塗りたくる、音。その響く音色だけでも、胸が躍る。鼓膜が、躍る。ドキドキする。そんな素敵な芸術、他にあるかしら。

例えるなら・・そう、是枝監督のあの映画。この作品には、花火大会のシーンがある。でも、闇を切り裂く火薬の光は出てこない。音が、あるのみだ。その音には、現代を華やかに照らし出す四人の女優の柔らかな笑顔が寄り添う。そう、花火はすでに打ちあがっているのだ。観客の目に、頭に、心に。作り手はそれを感じ、あえて光を遠ざけた。現代の「俺を観ろ」と叫ぶ作り手にはできない芸当だ。そんな思慮深い優しさがじわり満ちる、そんな嬉しさ。

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闇を照らす、光。どんな映画もそんな存在であってほしいと願うけれど、そうはいかない。気持ちが荒む映画も、ある。でも、この一本はきっと、観る人の闇に、そっと語り掛け、果てしない黒を閃光で塗りつぶす力をもつはず。希望になるはず。きっと。

そんな花火が、私は、大好きです。

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ダックス奮闘{ふんとう}

4.5とてもいい!もう一度観る!

2015年6月14日
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悲しい

楽しい

知的

愛、つながり、絆、葛藤、個性などテーマが盛り沢山だけど、ひとつにまとまってる素晴らしい映画だと思います!鎌倉の風景も素敵です!
綾瀬と広瀬の関係がメインですが、脇役がおりなす味がすごい、そして出演していないのに意味がある人物がいるなど脚本もやばい!漫画は読んだことないですが、読んでないからこそ楽しめたのかも!また観たいです。
落ち着いた素敵な作品であるが故に、大きな衝撃は個人的に受けなかったので、星4.5にしただけで5の評価の人もたくさんいると思います、それにも納得!

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なかむ

4.5予想以上でした。

2015年6月13日
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鑑賞方法:映画館

綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、千葉すず素敵な四姉妹、いい映画だろうと予想はしていましたが、それ以上でした。

役者達の好演はもとより、ストーリーも各役者の心情も丁寧に描かれており、映画全てが、さざ波のようにゆっくり優しく感じれます。

最後に、鎌倉、由比ヶ浜が舞台のこの映画、地元出身としては懐かしい景色もいっぱいあり、自分にとってはさらに感動してしまいました(笑)

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Nobito

5.0広瀬すずの輝き

2015年6月13日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

しっとりと進む中で、心が揺さぶられる素敵な作品です。
いろいろな立場の人々の心の動きを丁寧に描いています。

すず役の広瀬すずの輝き
セーラー服と機関銃の薬師丸ひろ子を思い出しました。

この映画は彼女にとって、とても大切な作品になったと思います。

すずに好意を寄せる男子の描き方も初々しく良かったです。

ただ一点
後半の扇風機前に立つすずのシーンはこの作品の雰囲気にそぐわないと感じました。
心を開いたことを描写するならもっと違う方法があったと思います。

そのことを踏まえても、多くの人に薦められる心温まる作品です。
派手さを求める人には向かないでしようが…。

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コスモタイガー2

3.5すずが

2015年6月13日
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鑑賞方法:映画館

よいです。もっとすずのサッカーや生活の視点があってもよかったと思いました。

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kensolo

5.0やさしい宝物

2015年6月13日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

幸せ

「空気人形」以来となる是枝裕和監督の非オリジナル映画。
ベストセラーコミックを元に、3姉妹と腹違いの妹の絆を描く。
今年のカンヌ国際映画祭コンペ部門にも出品された話題作。

まずは何と言っても、豪華4大女優の共演。
長女・綾瀬はるか、次女・長澤まさみ、三女・夏帆、そして腹違いの四女に広瀬すず。
こんな美人4姉妹おらんやろッッッ!!
ここだけファンタジーみたいだけど、さすが華のある女優陣。
画面に映るだけで、パァ~ッと魅力的に輝く。
ナチュラルなやり取りはもはや癒しの一時で、ずっと彼女たちを見、ずっと作品世界に浸っていたくなる。

4人の女優の演技合戦も見所。甲乙付け難いが、
物語の要でもある広瀬すずが一番の儲け役。姉たちの家庭を壊した浮気相手の子である事に引け目を感じており、瑞々しく、守ってあげたくなるくらい愛らしく、好演。年末の新人賞を多数受賞するだろう。
姉たちも、綾瀬はるかがしっかり者の長女でうっすら原節子を彷彿、長澤まさみが相変わらずの抜群スタイルとちょいちょい露出のある姿で色気もほんのり、夏帆がいい感じでマイペース、絶妙なアンサンブル。

これだけの美人女優たちが共演すると、ネット上ではディスる声が。
「劣化した」「顔がヘン」「整形した?」などなどすでに言われているが、こういう輩は何を勘違いしてるのだろう?
本作は写真集でもなく、彼女たちもモデルでもなく、これは映画、彼女たちは女優なのだ。
女優は演技して魅了させる。
影口叩かれる言われは何処にも無い。

これぞ是枝演出!
何気ない日常の積み重ねを、心の機微を、繊細に描いていく。
最初はぎこちなかった4人が少しずつ少しずつ家族になっていく様は見ていて微笑ましい。
一人で背負い込んでしまう長女・幸と四女・すずは何処か似た者同士。
自由奔放な次女・佳乃と三女・千佳の掛け合いがユーモラス。
性格が真逆の幸と佳乃の日常茶飯事の口喧嘩は、姉妹こそあるあると共感する筈。
大事件や大きな出来事は起こらないが、ありふれた日常こそがドラマ。喧嘩し合ったり、笑い合ったり、涙し合ったり…そんな“平凡”が、人の営みの最大の幸せ。
気付けば、是枝監督は家族映画が多い。「誰も知らない」は変化球とは言え、家族の話。「歩いても 歩いても」も然り「そして父になる」も然り。
家族映画の名匠・山田洋次とはちょっと違う、是枝監督もまた家族映画の匠。

4姉妹の脇を、豪華芸達者たちが固める。
もう一人の主役と言っても過言ではない鎌倉の四季の映像が反則なまでに美しい。ああ、癒される…。
管野よう子の音楽もこれまた美しく、作品世界に見事に合っている。本当に、癒される…。
4姉妹が住む古びた家が風情があって、温もりあって。
しらすと梅酒が美味しそう!

生まれてきた子に罪は無い。
腹違いとは言え、血が繋がっている家族。
引け目を感じる事なんか無い。
ここに居ていいのだ。
一緒に住み始めて、嫌な事があっただろうか。
だって、こんなにやさしい宝物を。

こういう心温まる邦画が好きな自分にとってはドストライク!
望めるなら、続きが見たい。
彼女たちの一年後、数年後、その後を。

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近大

4.0是枝監督にハズレなし。

2015年6月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

生まれて、生きて、傷つけて、傷つけられて、足跡を残して歩いていく。それを誰かと一緒にできたら、良い人生だったと思えるのかも。

観客に、登場人物たちの心を読ませるための余白を残す是枝監督の作品らしく、美しい風景の中でゆっくりと丁寧に話がすすんでいく。思わぬところでグッときてしまう演出、何気ないセリフが忘れられないのは、是枝マジック。

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木曜日のねこ

5.0優しい気持ちになれる映画

2015年6月13日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

映画に登場する人々にも、その人々の周りの景色にもずっと透明感が感じられる映画。

人によってはストーリーにコレという展開もひねりも無くつまらない映画だとうつるのかもしれないけれど、その何気ない日常の中で、4姉妹だけでなく、その周囲の人たちも自分自身を大切に、無理せず自分らしくしっかりと生きていく姿にじんわり感動。

そして、登場人物の優しさがまるで私に伝染したように、観終わった後は見慣れた景色や周囲の人たちの行動も優しい目で観れる、ちょっとしたことに感動出来る自分になっていたから不思議。

鎌倉の風景の四季の移り変わりがとてもキレイで、それだけでも心打たれるのは私が日本人だからかなと思ってしまった。

映画の中で何度も登場する食事のシーンも見どころの一つ。
浅漬けにしらす丼にカレー2種、そして何といってもアジフライと梅酒が美味しそうで。。。
特に観終わった後は無性に梅酒・梅シロップが飲みたくなって買ってしまいました。

すずの相手役の男の子の演技が可愛らしかったのもポイントの一つかな。

映画が終わった後も4姉妹とその周囲の人たちのその後をずっと見続けていたい、と思ってしまう映画で、日常で疲れた時に観るとホッとできる、優しい気持ちになれる映画でした。

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ぽんぱる

1.5広瀬すずかわいい

2015年6月13日
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鑑賞方法:映画館、CS/BS/ケーブル

綾瀬はるか、会津弁に聞こえてしまう。
樹木希林をもっと見たくなった。

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かぴ腹

4.5そして家族になる

2015年6月13日
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いわゆる「何気ない日常を瑞々しく描く」系の地味な物語なのになんでこんなに面白いんだろう?小津安二郎っぽくもありやるせなきお(成瀬巳喜男)っぽくもあり…是枝裕和が今日本でストレートに一番凄い監督であることは疑いようもない。ベストワークではないが流石のクオリティ

何と言っても四姉妹が素晴らしい。役者が光るにはいい監督にいい演出をつけてもらうしかないんだと改めて思った。綾瀬はるかなんて『万能鑑定士Q』では酷かったもんなあ。長澤まさみはタナトスに溢れた本作のエロスを一人で背負っ…要はエロい!長澤まさみがエロい!

自転車二人乗りとか家の柱に背をつけて名前と年齢を書き込むとかクリシェも多いのに安っぽくならないのは何故だ?多分それは是枝裕和だからとしかいいようがないと思う

『海街diary』は『そして父になる』ならぬ『そして家族になる』だ。全然ウマいこと言えてないけどでもそういうことなんだ!

というか『そして父になる』の裏返しと言ってもいい。父の目線から語られる物語と父を不在の中心として語られる物語。となると『誰も知らない』『奇跡』なんかとも関わってくる。テレビ局映画でもありながら確たる作家性を表現してしまう是枝監督はやっぱり凄い

なんというかアレやな。是枝監督はアレや

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ヒートこけし
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