「描写の薄さに共感できず・・・」海街diary よしゅさんの映画レビュー(感想・評価)
描写の薄さに共感できず・・・
作中繰り返される「アレ」という曖昧表現の単語は、ハイコンテクストな「察し合おう」文化の象徴だと思う。
今作はその描写力の薄さそのものがその「察し合う」ことを体現しているようで、つまり終始「あえて詳しくは描かないけど、この子達は大変なんです、まあ察してよ」という語り口で、他人に共感出来ない想像力乏しい現代人たる僕は退屈でした。
辛いならその辛いことを詳しく教えてほしい、悲しいならその悲しさを共有させてほしい、という歯がゆさに苛まれつづけました。
ただ、夏帆はやっぱり美人じゃない(設定の)役をやると可愛い。
コメントする