「死ぬ前に何を思い出すだろう。」海街diary れいすけさんの映画レビュー(感想・評価)
死ぬ前に何を思い出すだろう。
今日、眠れず、明日が月曜日なのに、夜ふかしして最後まで見てしまった。
今回の映画は、4姉妹の女性ばかりの話に何を感じるだろうなんて、思いながら見たが、静かに感動する物語だった。
こういう感想でにごしてしまう感想のパターンがたまにある。
いうまでもないだろう。
みんな人間味があって、優しくて、静かに心地よい時間が流れる映画だ。
自然の風景が良かった。
長女はアメリカ行かないんだなあ。
すずは三姉妹との出会いが人生の宝物になった。
父も母も、父を愛したすずの母もいろいろあるさ。誰も悪者にしない。葛藤を持ちながらも、それぞれの優しさを汲んでく姉妹たち。
定食屋のおばさんに、リリー・フランキー、樹木希林ら、すべてナイスキャストである。
葬儀が2回登場したが、人生について考える機会だなと思わされる、果たして自分はどう生きるのか問いかけられる。
最後に海辺を歩くシーンで、日本海に面した土地に住んでいた自分には、何かぐっとくるものがある。自然の美しさ、たくましさ、優しさ。
海辺で過ごした少年時代に思いを馳せた。
最後に死ぬときに自分はどんな風景を思い浮かべるだろう。
美しい桜を美しいと死を間近にしても感じられたらそれは幸せに違いないだろう。
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