「原作を壊していない」海街diary kinop0124さんの映画レビュー(感想・評価)
原作を壊していない
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仕事で疲れたときにビール飲みながら、癒される映画(僕はしらふで観てたけど)。
原作の全てを描くことを捨てた事で焦点が絞られ、原作の空気を壊さずに映画化することに成功している。
複雑な親子関係(親族関係)を持つ4姉妹が葛藤や不満などを持ちながらも(ある意味日常的な)幾つかの出来事を通し、周りの人および風景の優しさに包み込まれ前向きに生きてくという感じ。
原作同様に弱い人間は出てくるけど悪人が出てこないので、こちらもやさしい気持ちになれるそんな作品。
・・・と、ここまでいい評価を与えてますが、それでもやはり吉田秋生の世界観とはずれもある。やさしい登場人物とやさしい風景(つまり鎌倉)がこの作品のキーになってるのだけど、映画では風景にどうしても引っ張られる。やはり、視覚(や音)の印象は強烈なのだなと実感。
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