「早く本題に入れよ😮💨」シェフ 三ツ星フードトラック始めました 蜷川吝塀さんの映画レビュー(感想・評価)
早く本題に入れよ😮💨
今日(2025/11/29)観ました。
仕事に愚直なシェフ、カールは、ある評論家のレビューをきっかけに、レストランを追われる事となります。中古のフードトラックを格安で購入して、アメリカ各地で自慢の手料理を売り捌いていきます。学校が夏休みの為同行した息子のパーシーは、SNSの達人で、行く先々で行列が出来る大盛況。帰路につき、地元で仕事していると、あの評論家の姿。誠意ある謝罪と投資の話を振られ、その条件を飲むことに。
そしてかつてのようなレストランをオープンしてハッピーエンド。というのが本作のあらすじです。
テンポよく話が進み、フードトラックをニューオーリンズに向けて走らせていれば、評価はもっと良かったでしょう。とにかく出発までがグダグダです。
離婚した元妻(ソフィア・ヴェルガラ)は超美人で、カールとどう知り合ったかが謎です。そして、職場のモリー(スカーレット・ヨハンソン)もべっぴんさんで、カールという男がそんなに魅力的なのかと懐疑的になります。なにしろカールさん、始終イライラしていて元妻や息子への義務は果たしているものの、淡白な男にしか見えないからです。
元妻の前の夫(ロバートダウニーJr.)の元へ相談に行ったり、購入したフードトラックを丁寧に磨き上げたりなど、どうでもいいところに尺をかけ、フードトラックが完成し、出発する前に一度中断して昼寝を挟んでしまった程です😪
待ちに待ったニューオーリンズの場面は、CGなどではなく本当にバーボンストリートの路肩に屋台を止めてサンドイッチを作っていました。この場面をみる為に本作を観たようなものなので、感動もひとしおです🥺
料理作りのくだりは全編通して最高質で、どれもこれも美味しそうでした。
パーシーを子供扱いし、邪険に扱っていたことを反省し、その後真っ当なスタッフとして扱い始めた場面はジーンとしました。
残念だったのはエンディング。大きなレストランをドカンとかまえて沢山の客が舌鼓を打つシーンは映えますし、エンディングとしてふさわしいかも知れませんが、個人的にはフードトラックビジネスをそのまま続けて欲しかったです。元妻ことイネズともヨリが戻ったようですし。…でもそうするとパーシーの学業が心配になりますね🤔悩みどころですね。
