劇場公開日 2015年2月28日

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「理想の?父親像」シェフ 三ツ星フードトラック始めました クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0理想の?父親像

2017年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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「アイアンマン」の監督、そして自らも出演したジョンファブロー。あの1作だけで強烈な才能の一端を見せてもらったが、今回は脚本も手掛け、製作も担っている。出演も今回は主演で休む暇なし。あせあせそれに腕利きシェフ役なので料理の手さばきに手抜きはご法度。全部やってのけたジョンファブローに拍手したい。

その全能のファブローが演じたカール。何よりも印象的だったのが父親としてのパーシーへの姿。大人の嗜みを10歳児に教えるのはどうかと思うが、最初にキューバサンドを作った時に言ったパーシーへのカールの対応に、然るべき父親像を見せてもらった。沢山のおいしそうな料理もそうだが、この父と子の交流もこの映画の見所。
ロードムービーとしても、マイアミからLAまでのアメリカの細かい文化の違い、特産品やメキシコ人、キューバ人の多い地域のことなど、結構な違いがあることがよく分かる。
ラストも意外な顛末でちょっと感動感涙。

「アイアンマン」つながりで登場のロバートダウニーJrや、スカーレットヨハンソン、おまけにダスティンホフマンが結構な端役で出てるので、ジョンファブローの人望が垣間見える。

気になるのは、カールがくびになった後に作った豪華な料理はどうしたのかな。

クリストフ