LUCY ルーシーのレビュー・感想・評価
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生半可な気持ちで見ちゃいけないってこと
劇場で観賞して以来6年ぶり2度目。
当時は正直、?????状態だったが、
なぜかここ最近この映画を思い出す機会がよくあり、今なら何か分かるかもしれないと思い観賞。その通りだった。前回とは印象が全く違う。
これは概念、感覚、常識、科学、意識を超えていく物語。
まず、この映画に批判的な人たちのよくある批判だが、
「科学的根拠がない」
当たり前。“科学的に認められている”と聞くと無条件で納得する人間はやたら多いが、それは現状調べることが可能であった範囲の研究で、研究に適合した結果であるということに過ぎない。学問上の常識が覆ることは歴史の知るところ。
「意味がわからなかった」
調べるか詳しい人に聞くなり勉強をしてくれ。
「結末がよくわからない」
調べるか詳しい人に聞くなり勉強をしてくれ。
「映画の作りとしてよくなかった」
私もそう思う。それが原因でこの映画は単純なエンタメ映画なのか深淵な哲学脳科学映画なのかの狭間で実に中途半端に仕上がっている。
だからあえて言っておきたい。哲学や脳科学などの学術的な知見がある程度備わっていて、映画としての完成度に目を瞑れる人以外、見ない方がいい。
この映画は実に示唆的だ。
もし内容に納得できないところがあるならば、自らの頭が固くなっていること、固定観念に囚われていることを一度疑うべきなのかもしれない。それはもちろんこの映画の内容が正しいという意味ではない。しかし一つの帰結としては受け入れられて然るべきだ。
などと言っている私自身この映画が分かったわけではない。
いや、正確にはこの映画は我々が分かるものではない。
リュックベッソンは分からないものを分からないものとして最大限分かりやすく表現することには成功したように思う。
“全然何も分からない”ということが“分かった”感覚がベッソンの狙いだったのではなかろうか。
科学の理想を描いたSF作品
もしかしてと思わせるニュアンス
違う方向に進んでいたら、もっと面白くなっていた気がします。
1時間半という短い時間だけど、その分テンポよく話が進んで結構面白か...
1時間半という短い時間だけど、その分テンポよく話が進んで結構面白かった。
…んだけど、ラストには大いに不満。いやもうLUCYあれ完全に化け物じゃん。
人間が脳を100%使うことができるようになったら姿が見えないけど至る所に居るって、つまり"神になる"とかそういうこと言ってるのかな?
面白かった!あまりこういうパニック映画(?)は観ないので、きっと助かるんだろうなとは思っていても、どういう展開が起こるのかが読めないからずーっとドキドキしていた。
実際竜巻で火柱が立ったら、そのまま進むの?
大規模火災とかになったりするの?とストーリーとは別の疑問も生まれた。
あと、他人を操ることができるとか瞬間移動や時空移動が出来るようになるっていうのがイマイチ納得できない。
それは人間の能力じゃなくて、空間とか時間軸とかの話でしょ?
「全てを支配しているのは時間」っていうのなら、人間の能力はそれを超えることはできないんじゃないのか?
物理とか習ったことないからよくわからんけど。
あと、覚醒後のLUCYが主人公なのになかなかの悪党っぷりでw
悪vs悪みたいだった。
細かいことは抜きにして、ヨハンソンの破茶滅茶っぷりを楽しもう!
イルカは20パーセントらしい
うーん、
脳を
【スカーレット・ヨハンソンのハリウッド大作では魅せない、不思議な魅力全開作品】
スカーレット・ヨハンソンとリュック・ベッソン監督が初タッグを組んだサイキックアクション。
ルーシーという若い普通の女の子が、台北のホテルでマフィアの闇取引に巻き込まれ・・・。
ある物質が入った袋を体内に埋め込まれたルーシーが、体内物質が溶け出すことで”異変”を来していく・・。
・脳覚醒率 10% 一般的な脳
・脳覚醒率 20% 一時間で外国語をマスター
・脳覚醒率 30% 自分の細胞のコントロールが可能
・脳覚醒率 40% 空中を飛び交う電波が見える
・脳覚醒率 50% 人間性を失い、暴走していく・・
そして・・・。
ルーシーは上記過程を実際に画面で見せ、どんどん変容していく・・。
<白いTシャツ、ジーパンを着た”素”に見えるスカーレット・ヨハンソンが私にとっては、とても魅力的だった作品。勿論、物語も”分かり易く”面白い。
鑑賞当時、何でこんなに評価が低いのかな?と疑問に思ったが、
今にして思えば、観る側が期待するスカーレット・ヨハンソンの”いつもの”役柄でなかったことと、物語の分かり易さと、”台湾合作”という部分が、ハリウッド映画に慣れている人には違和感を感じたのかもしれないなと思った作品でもある。>
<2014年8月29日 劇場にて鑑賞>
想像とちがった
90年代のリュック・ベッソンに再び会いたい・・
人間の100%のパワー
Huluで再鑑賞。
人間が現在、生活していく上で使用されている脳の領域は、わずか10%程度。その脳が何らかの原因で,覚醒を始めたら、人間はどんな力を持つことになるのか?
そこに、薬物マフィアとのサスペンス要素を絡めた,アクション・ムービー。
中国マフィアによって捌かれる薬物の密売人と関わったばかりに、自分がマフィアに捕われて、薬物の運び屋として、体内に薬物の袋を埋め込まれたルーシー。
しかし、その薬物の袋が体内で破れた為に、体内に薬物が回り、脳が覚醒し始め、とんでもない能力を身につけていく。そして、その能力を使用して復讐を誓い、薬物の抹消とマフィアのボスを倒しにかかるストーリー。
人間の脳の能力というのは、果てしない能力を秘めている。それを本作では、素早さ、怪力、他者や物への遠隔操作、膨大な知識等によって表現しており、そこが,本作の面白さでもある。
主演は、最近ではアベンジャーズのブラック・ウィドウを演じ、SF的なアクション女優の地位を揺るぎないものにしている、スカーレット・ヨハンソン。覚醒し、機械のような無表情の中に、淡々と敵を退けていく演技は、彼女らしいところ。
但し、中国マネーが画面や物語の端々から伺えて、やや辟易する。また、これだけの大作であり、モーガン・フリーマンまで、脇を固めているのに、あまりに上映時間が短く,消化不良のままエンドロール。
果たして、人間の脳を100%活用できた時、人はどうなるのかは、観てのお楽しみに。
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