グッド・ライ いちばん優しい嘘のレビュー・感想・評価
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重いのに浅い
なんだか思ってたより暗い感じだった。冒頭のアフリカでの場面とアメリカに来てからの場面のトーンが違い過ぎるので、そもそも最初で疲れてしまう。ロストボーズたちの回想というかたちで織り込んでいた方がいいと思う。
そして何よりヒロインの過去や感情の機微が浅すぎる。何があってあんなに寄り添うようになったのかが描き切れていない。
観て損はない
こんな話があることをほとんど知らなかったので、知れてよかったなと思います。
本当はこんなにもライトじゃなくて、もっと辛いことが多いだろうし、何年経っても難民キャンプから抜け出せない人もいるという辛い事実はあまり描かれていないなとも思いました。
最後なんとかならなかったのかなと、思いました。それに最後の仲間のリアクションが本当にそれでいいのかなもも思いました。
今も世界中で似たような惨事が起こり続けていると思うといたたまれない。
不勉強故に理由が解らないが、何故自国民の子どもたちを殺すのか?
キャストも元少年兵と書いてあったが、あまりにも重い現実で、容易に解決しないのが分かる分、辛くなった。
アメリカに行ってからの彼らの暮らしは平穏になっても、文化の違いからしても苦労が想像できる。
トラウマを抱えて生きねばならないロストボーイズたちにはかける言葉もない。
ラストの優しいウソはあれでいいのか?
悩んでしまう。
リース
ウィザースプーンが普通のおばさんになっていて、言い方を変えるとなかなか女優然としていて良い感じ。ただアメリカ編が今ひとつパッとしない。リースがでかいジープに乗ってる。逆にアフリカ篇は悪くない。ただアフリカの信じられないくらいバイオレントな話はやはりアフリカ人に撮って欲しいし、早くそんな映画が出てきて欲しい。南アフリカからは25年?経ってようやくケルコフ、ブロンカンプ、あるいはdieantwood等面白い文化出て来ているが、ソマリアやリベリアのスラムからあるいは蹂躙された村から人道的な社会派なんかじゃない見たことないクールな映画がそろそろ生まれても良いはずだ。黒人版のdieantwoodが早く聴きたい。ジョニーマッドドッグ自身が撮った映画を早く観たい。ISのプロパガンダ映像みたいなどこかで見たことあるようなダサい奴じゃないやつを。
なかなか深い映画でした
内戦により追われたスーダンの難民達がアメリカに移住し、それを支えていくアメリカ人の物語です。
主演の女優さんは綺麗ではないけど魅力的な人ですね。
内戦を描いた最初の部分が意外に長くて…あ〜ダメかなこの映画って思ったけど、アメリカに来てからは面白い内容で映画が進んでいきました(^o^)
日本もこれからは多くの外国人を受け入れることになると思いますので、映画の中のような良い人間になれるように努力したいと思いました。
映画『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』感想
映画『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』感想〜第二次スーダン内戦で親を失った難民孤児が難民キャンプで13年間過ごした後にアメリカへ移民として渡り住む難民と支援者の物語。
3回連続で見てしまいました。
戦争、両親との突然の生き別れ、戦争孤児、難民生活、難民支援、移民、移民支援、異国の第三国定住での生活。本作『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』は、予告映像と公式サイトで紹介されているようなポップなものではなく、実に重い問題提起の物語でした。
移民を題材に扱った作品として日本でも公開された映画『サンバ』は、セネガルからフランスに移民として移住して10年ほどがたち、ビザのうっかり失効をしてしまい。。。というところから物語が始まるのに対し、本作『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』は、幸せに楽しく暮らしていた幼い子どもたちが、第二次スーダン内戦の戦下に巻き込まれ、突然、両親を失うというところから描かれます。
その後、大自然の中を敵兵士や猛獣や害虫などから隠れ隠れしながら安住の地を求めて数千キロも徒歩でさまよい、命からがら難民キャンプにたどり着く様子や、難民キャンプでの生活、そして、移民として出国、アメリカへの入国、異国での就職、学業につく様子、その後が描かれます。
2つの作品とも、移民当事者と移民支援者の両面を描いていることは共通項で、物語として描く移民支援のステージが違うことから、難民事案や移民事案を多面的に垣間見られるということでは、双方、貴重な作品です。
民族の思想や宗教観があるのでしょうが、本作に登場する南部スーダンの青年たちは、家族、親子、兄弟、祖先、仲間(宗教的な兄弟)意識とつながりがとても強く描かれています。
近年、日本でも、観光のみならず、就労ビザで各国の人々が日本に短期か長期かで移住し働く様子を街でよく見かけるようになりました。そんな彼ら彼女たちを時に眺め、時に直に交流していくと、本当にたくましいなあと感銘を受けることが多いです。日本に渡ってきた理由や背景まではわかりませんが、力強さを感じ刺激を受けます。生きること、働くことに勇気をいただくことも多いです。同時に同郷同士の人々とのつながりも太そうだなあとも感じます。
まあ、思想、生活習慣や宗教観の違いなどから「おい、おい」と感じることもなくはないですが、逆に、私が異国で生活したら、きっと同じことを思われることでしょう。
私は観光や仕事で、アメリカ、中国、シンガポール、タイに短期間ですが訪れたことがあります。異国の異文化、その国で育ち生活している異なった風習や常識をもつ人々と交流することはとても刺激的でした。
また、私は北海道出身ですが、仕事やボランティアで、日本国内では、東京都、京都府、兵庫県、群馬県、千葉県と移り住みました。同じ日本ではありますが、都道府県によって、言葉然り、こうも文化や風習や常識が違うものかと刺激を受けました。
その移転生活の中のある6ヶ月間はブラジル人やペルー人の皆さんと毎日お仕事をしました。別のある2年間はアメリカ人3人と同じ屋根の下で一緒に4人で住んで自炊生活をしました。日本に来ている海外の方たちと仕事や生活をともにした経験も刺激的でした。
物語の冒頭、つぶやかれる言葉
幼いころは、知らなかった。
世界がこんなにも大きいなんて
こんなにも自分たちと違うなんて
この言葉は沁みました。しみじみ「そうだよなぁ」と。
エンドロールで表示されるアフリカのことわざ
急ぐなら1人で行け
遠くへ行くなら一緒に行け
If you want to go fast, go alone.
If you want to go far, go together.
African Proverb
これは、知っていることわざでしたが、本作終了時に改めてみせられるとこれまでになく沁みました。
エンドロールで、本作の主要配役に、元スーダン難民や元少年兵の方々が出演されていることが紹介されます。ここは驚きました。ふとした所作やちょっとした佇まいのシーンでも、表情や身体からにじみ出てくる説得力には圧倒され、見いってしまっていました。なるほどなと。
知らない世界を垣間見させてくれた作品。
貴重な映画でした。
大切な人と一緒に見て欲しい映画
見終わったあとに「いい映画観れたな」と純粋に思える余韻を残してくれるとっても良い映画でした。数回泣きました。
テーマ自体はシリアスでかなり重たいものだと思うんですが、ストーリーの展開自体と見せ方がそれを緩和してくれていて、時折ユーモアさえ感じさせてくれます。
タイトル通りの映画ですし、大切な人がと一緒に見て欲しい映画です。
ただ、他のレビューアーの方も書かれてましたが、これは難民の一側面、その中でもかなり運がよい一部の兄弟の話を切り取ったものなので、根本的な難民の解決というものはどーなってんだろうなっていうのはちょっと疑問に思ったりします。
でも、それを考えさせるキッカケを少なくとも与えてくれるので、それだけでも意義のある映画を見なのではないかと僕は思います。
幸せとは、考えさせられます
スーダン難民のことよくは知りませんでしたが、戦争がおこす悲惨さは、この映画を通じて理解できます。
家族の大切さもあらためて感じました。
アフリカの純朴さからくるユニークさも好きです。
誰かの必要とされる、誰かの役に立ちたい。そんなことも思える映画です。
自分の人生が誰かの犠牲によって成り立っている感覚、現実のことですが切なくなります。
自分的には、日常の幸せを見直すいい機会になったりしました。σ(^_^;)
スーダン難民
紛争地帯で家族を殺され、村を破壊されたロストボーイズと呼ばれるアフリカ難民がアメリカに移住するお話。
ショッキングな内容が最初から描かれます。そんな中でもたくましく生きる選択をしていく子供達。愛しいものを守る自己犠牲を各々が選択。本当に強い絆です。
安全な日本では考えられない悲惨な状況です。現実はもっと悲惨です。なんとも愚かな生き物なんでしょうね人間て
知恵がある癖に、むしろそのせいで悲惨な状況を生み出している。自分の勉強不足を感じます。
彼等の純粋さは人をうごかしていきます。実現できない平和と自分の今の安全な生活を考えて、複雑な心境です。
あの現実を見て、かわいそうだなだけで終わってはいけない気がします。彼等のような経験を大勢の人がしているんですよね。
映画として意味のあるものだと思います。僕みたいなお気楽学生は一度見るべき。
環境に左右される脆いもの
冒頭はお堅い戦争モノなのかな?と思い
「眠ってしまったらどうしよう…」と不安に感じながらの鑑賞だったのですが少しずつ話の軸がくっきりとしてきてからというもの、あっという間にクライマックスを迎えました。
人生とは?しあわせとは?
スーダンという紛争地帯で生き残り、アメリカへと移住した三兄弟と一人の姉妹、そしてスーダンに取り残された一人の兄弟の物語です。
家族の絆の強さ、前向きな心、時には必要な優しい嘘もある、
その真っ直ぐな瞳たちに心を揺さぶられては自分の穢れに気づかされ涙するわたしがそこには居ました。
自分を一旦見つめ直すきっかけになるような そんなあたたかい映画でした。
良かった
知名度ソコソコの俳優であれば出演作品は選んでいる筈なので、出演俳優は観る映画選びの参考になる。リーズ・ウィザースプーンは私の中で出演作品に信頼がおけると思う一人。
この映画は、スーダンの内戦で家族を殺され命からがらケニアの難民キャンプに逃げ込んだ子供たちが13年後そこから国連のプログラムで渡米した若者達と、その受け入れ側のアメリカ人女性のフィクション。映画の前半はアフリカがしっかり描かれていて、アフリカの話は回想シーンだけ、ってのとは全然違う。
彼ら、大して学校に行ってなかったと思うのに、何であんなに人格者なんやろう?アフリカの大地に根ざした古代からの文化や教えが背景にあるからかな。学歴なんてやっぱり意味ないのかな。ま、フィクションですが。
そんなに暗くなく、むしろカラッとした映画やけど、泣けました。涙腺弱いんで。
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