劇場公開日 2014年10月4日

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「野球の知識は不要。夢を見られる幸せと、叶える過程の汗と涙。」ミリオンダラー・アーム 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0野球の知識は不要。夢を見られる幸せと、叶える過程の汗と涙。

2014年10月7日
PCから投稿

泣ける

興奮

幸せ

【賛否両論チェック】
賛:知識は不要。野球を知らなくても充分楽しめる。夢を追いかける全ての人に、希望を与えてくれるストーリーに感動。
否:おう吐物のシーンがあるので、そこだけは敬遠される危険性がある。

 野球の知識は全く不要なので、野球を良く知らない人でも安心して観られます。世界には生きることに精一杯で、夢を見ることさえ出来ずに生きている人々が大勢いること、そんな人々がチャンスを掴んだ青年達に寄せる期待、そしてその重圧に押しつぶされそうになりながらも、自分や家族のために必死に努力を続ける青年達の姿が、大きな感動を呼びます。突拍子もないことでも、一歩踏み出したことがきっかけとなって、そこから夢を実現させることが出来るかもしれない。そんなステキな想いを抱かせてくれる作品です。
 また同時に、夢の実現には〝楽しむ姿勢”が必要不可欠であることも、教えてくれます。「好きこそ物の上手なれ」とはよく言ったもので、ビジネスライクにあれこれ考えすぎるよりは、結果がどうであれ無心で楽しんだ方が、よりよい道につながっていくこともある。そんな教訓も含まれているお話です。
 よほど野球が嫌いという想いでもない限りは、是非観ていただきたい、感動のサクセスストーリーです。

映画コーディネーター・門倉カド