劇場公開日 2015年10月3日

「見方が難しい作品」バクマン。 もーみんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0見方が難しい作品

2017年10月24日
iPhoneアプリから投稿

とても評価しづらい。
良いところと、悪いところが凄くある。
私は、原作を読んではいない。
それでいても、一切置いていかれている所は無かった。
最近の漫画原作の映画ではそれだけでも評価に値する。
ただ、漫画業界の裏側を描くこの作品は漫画だから斬新であって、映画にすると題材としてはどうしてもインパクトが落ちてしまう気がする。
そして、映画としては多少のリアリティは求めてしまう。
なんせ、世界が狭い、社会のリアクションが薄い、もっと主人公たちを取り巻く環境をしっかり作り上げていかないとどうしても深みはでない。
そして、高校生と言う設定なだけでもっと高校生ならではの悩み、葛藤、ぶつかり合いがあっても良いと思う。喧嘩がはじまり数秒で収まるような関係はもう大人といっても良いだろう。
思春期にしては、いろんなシーンでの物事の解決が早すぎる。

とはいえ悪いところばかりではない。
私はバクマンは読んではいないが、漫画は好きだし、小さい頃からジャンプを読んでいる。
そんな人にしかわからないようなサプライズ感はとても見ていて嬉しかった。
見ていて苦痛ではなかった。

もーみん