「エグい描写があるので注意」ケープタウン 葵須さんの映画レビュー(感想・評価)
エグい描写があるので注意
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サスペンスもの。息もつかさず謎が謎を呼び、途中で種明かしとなるが、ハードな展開に眼が離せなくなります。107minありますが、だれずに最後まで見れました。物語は単純なマフィアによる薬物取り扱いにおける争いかと思いきや、組織的陰謀に行き着きます。これが現実だと、途中でダブル主人公たるブライアン(オーランド・ブルーム)、アリ(フォレストウィテカー)ともに確実に殺されているでしょうが、今作においては痛み分けと言った処に落ち着くこととなります。決してハッピーエンドでは無いです。
登場人物については、ブライアンはイケメンでだらしなさはありますがいざとなったら頼りになる感じでかっこいいです。アリについても暗い過去を背負った感じで劇中でも時折昔の彼の悲劇のシーンが挿入されることとなりますが、具体的な言及は終始されません。静かに怒りを燃やしていく感じです。
原作はフランス推理小説大賞を受賞した「ZULU」らしいです。海外での映画名も「ZULU」のようで、日本はわかりやすくケープタウンとした感じでしょうか。
調べてみると、実際に起きた薬による人体実験としてはタスキギー梅毒実験が有名なようですね。
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